【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の神戸電鉄三田線 (有馬口駅~三田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.2万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -27.7%( -20.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 36 件(1年前(2019年)に比べて -16.3%( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 16.6年から +60.4 %増)。平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 62.7 坪から +23.7 %増)。平均建物面積は 42.8 坪 (昨年 43.6 坪から -1.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。田尾寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは田尾寺駅で昨年に比べ +47.9 %、坪単価は 51.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(田尾寺駅、道場南口駅)は +27.2 %(坪単価 +11.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(五社駅、有馬口駅)は -65.4 %(坪単価 -67.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 16.6 年 → 2020年 26.7 年、+60.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 20.0 分 → 2020年 28.9 分、+44.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.2 % → 2020年 27.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 29.3 % → 2020年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった道場南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.5%( +6.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった有馬口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.6%( -24.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
神戸電鉄三田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
有馬口駅 | 15.2万/坪 (33.8年/31.8坪) | 39.7万/坪 (13.8年/112坪) | 30.5万/坪 (22.8年/37.8坪) |
五社駅 | 49.5万/坪 (31.8年/61.0坪) | 160万/坪 (25.8年/70.6坪) | 65.0万/坪 (17.4年/54.5坪) |
岡場駅 | 74.0万/坪 (28.6年/129坪) | 72.6万/坪 (14.8年/67.4坪) | 73.5万/坪 (18.4年/70.6坪) |
田尾寺駅 | 51.5万/坪 (21.3年/53.3坪) | 34.8万/坪 (28.8年/72.1坪) | 47.3万/坪 (24.0年/68.1坪) |
二郎駅 | - | - | 49.2万/坪 (4.1年/37.8坪) |
道場南口駅 | 108万/坪 (0.25年/47.6坪) | 102万/坪 (2.7年/48.6坪) | 92.8万/坪 (7.1年/69.4坪) |
神鉄道場駅 | 61.9万/坪 (14.8年/67.7坪) | 81.3万/坪 (4.3年/57.5坪) | 129万/坪 (-0.25年/54.5坪) |
横山駅 | 25.3万/坪 (40.8年/50.7坪) | 59.6万/坪 (16.8年/46.9坪) | 90.5万/坪 (0.8年/51.4坪) |
三田本町駅 | 39.1万/坪 (40.8年/142坪) | - | 85.0万/坪 (42.8年/72.6坪) |
三田駅 | 23.5万/坪 (36.1年/88.5坪) | 50.6万/坪 (28.3年/64.0坪) | 49.8万/坪 (21.0年/110坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田尾寺駅 51.5 万/坪(昨年同期比 +47.9 %)
田尾寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.5万円/坪(15.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +47.9%( +16.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 28.8年から -26.1 %減)。平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 72.1 坪から -26.0 %減)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 71.8 坪から -48.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.8 年 → 2020年 21.3 年、-26.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 17.2 分 → 2020年 24.6 分、+43.4 %と大きく増加)
道場南口駅 108.3 万/坪(昨年同期比 +6.5 %)
道場南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +6.5%( +6.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 2.7年から -90.5 %減)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 48.6 坪から -1.9 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 34.5 坪から -10.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 2.7 年 → 2020年 0.3 年、-90.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 % → 2020年 50.0 %)
五社駅 49.5 万/坪(昨年同期比 -69.2 %)
五社駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.5万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -69.2%( -111.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.8年(昨年 25.8年から +23.3 %増)。平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 70.6 坪から -13.6 %減)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 21.2 坪から +59.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 25.8 年 → 2020年 31.8 年、+23.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.7 分 → 2020年 54.3 分、+409.4 %と大きく増加)
有馬口駅 15.2 万/坪(昨年同期比 -61.6 %)
有馬口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.6%( -24.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 13.8年から +145.5 %増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 111.9 坪から -71.6 %減)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 30.3 坪から -22.5 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 13.8 年 → 2020年 33.8 年、+145.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示