【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の山陽電鉄網干線 (飾磨駅～山陽網干駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.0万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +37.3％( +23.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 39 件(１年前(2021年)に比べて +25.8％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 11.2年から +120.7 ％増)。平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 54.5 坪から +31.7 ％増)。平均建物面積は 62.0 坪 (昨年 39.4 坪から +57.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。山陽網干駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは平松駅で昨年に比べ -81.0 ％、坪単価は 12.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(飾磨駅)は +141.6 ％(坪単価 +113.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(平松駅)は -81.0 ％(坪単価 -50.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.2 ％ → 2022年 5.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 11.2 年 → 2022年 24.6 年、+120.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 17.3 分、+23.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.0 ％ → 2022年 30.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 52.0 ％ → 2022年 23.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった飾磨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +141.6％( +113.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -81.0％( -50.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 山陽電鉄網干線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 飾磨駅 | 194万/坪 (20.4年/102坪) | 80.4万/坪 (8.4年/56.0坪) | 78.2万/坪 (17.5年/107坪) |
| 西飾磨駅 | 92.7万/坪 (16.2年/44.1坪) | 41.3万/坪 (11.0年/67.6坪) | - |
| 夢前川駅 | 57.9万/坪 (1.5年/176坪) | - | - |
| 広畑駅 | 42.9万/坪 (26.0年/30.3坪) | 78.6万/坪 (11.0年/52.2坪) | 68.5万/坪 (15.7年/47.4坪) |
| 山陽天満駅 | - | 49.0万/坪 (17.0年/38.3坪) | 14.8万/坪 (0年/87.7坪) |
| 平松駅 | 12.0万/坪 (56.0年/109坪) | 62.8万/坪 (1.0年/41.6坪) | 59.4万/坪 (13.5年/36.7坪) |
| 山陽網干駅 | 41.9万/坪 (34.2年/51.9坪) | 46.4万/坪 (14.9年/57.6坪) | 69.4万/坪 (2.7年/50.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
飾磨駅 194.2 万/坪(昨年同期比 +141.6 ％)
飾磨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +141.6％( +113.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.4年(昨年 8.4年から +143.3 ％増)。平均土地面積は 101.7 坪 (昨年 56.0 坪から +81.8 ％増)。平均建物面積は 44.2 坪 (昨年 36.8 坪から +20.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.4 年 → 2022年 20.4 年、+143.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 14.4 分 → 2022年 17.3 分、+20.0 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 37.5 ％)
平松駅 12.0 万/坪(昨年同期比 -81.0 ％)
平松駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.0万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -81.0％( -50.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.0年(昨年 1.0年から +5503.8 ％増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 41.6 坪から +161.8 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 30.3 坪から +5.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.5 分 → 2022年 11.0 分、-29.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 1.0 年 → 2022年 56.0 年、+5503.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示