【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の叡山電鉄鞍馬線 (宝ケ池駅～鞍馬駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 134万円/坪(40.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +8.3％( +10.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 32 件(１年前(2020年)に比べて +357.1％( +25件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.2年(昨年 22.4年から -14.5 ％減)。平均土地面積は 51.3 坪 (昨年 83.0 坪から -38.1 ％減)。平均建物面積は 29.8 坪 (昨年 47.1 坪から -36.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。岩倉駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは二軒茶屋駅で昨年に比べ -78.6 ％、坪単価は 23.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(岩倉駅)は -12.4 ％(坪単価 -15.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(二軒茶屋駅)は -78.6 ％(坪単価 -87.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 22.4 年 → 2021年 19.2 年、-14.5 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 44.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 11.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.9 分 → 2021年 18.9 分、+140.2 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 ％ → 2021年 9.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 ％ → 2021年 33.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.4％( -15.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二軒茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -78.6％( -87.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 叡山電鉄鞍馬線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宝ケ池駅 | 85.2万/坪 (27.3年/23.2坪) | 128万/坪 (29.8年/80.2坪) | - |
| 八幡前駅 | 199万/坪 (-0.25年/52.9坪) | - | 22.0万/坪 (0年/18.2坪) |
| 岩倉駅 | 110万/坪 (19.4年/51.4坪) | 125万/坪 (13.0年/82.4坪) | 21.2万/坪 (45.3年/42.4坪) |
| 木野駅 | 202万/坪 (0.8年/52.9坪) | - | 107万/坪 (7.9年/45.4坪) |
| 京都精華大前駅 | 275万/坪 (24.3年/65.3坪) | - | - |
| 二軒茶屋駅 | 23.8万/坪 (35.8年/31.8坪) | 111万/坪 (45.3年/90.8坪) | 124万/坪 (0.25年/31.8坪) |
| 市原駅 | 42.3万/坪 (23.3年/27.2坪) | - | - |
| 二ノ瀬駅 | - | - | - |
| 貴船口駅 | - | - | - |
| 鞍馬駅 | 20.0万/坪 (19.3年/121坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岩倉駅 110.0 万/坪(昨年同期比 -12.4 ％)
岩倉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -12.4％( -15.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.4年(昨年 13.0年から +49.2 ％増)。平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 82.4 坪から -37.6 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 60.5 坪から -53.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.0 年 → 2021年 19.4 年、+49.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.2 分 → 2021年 18.0 分、+75.6 ％と大きく増加)
二軒茶屋駅 23.8 万/坪(昨年同期比 -78.6 ％)
二軒茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -78.6％( -87.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 45.3年から -21.0 ％減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 90.8 坪から -65.0 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 28.7 坪から +57.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 45.3 年 → 2021年 35.8 年、-21.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 17.5 分、+191.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示