【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR山陰本線 (東浜駅～米子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +28.6％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 251 件(１年前(2023年)に比べて -50.5％( -256件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 91.0 坪 (昨年 117.2 坪から -22.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鳥取駅、湖山駅、宝木駅、松崎駅、由良駅、浦安駅、淀江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは泊駅で昨年に比べ +255.4 ％、坪単価は 4.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(泊駅、赤碕駅)は +192.5 ％(坪単価 +3.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大山口駅、岩美駅)は -76.2 ％(坪単価 -3.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 ％ → 2024年 1.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥取駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +32.6％( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 82 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -41件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -76.3％( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東浜駅 | - | - | 2.9万/坪 (69.6坪) |
| 岩美駅 | 1.5万/坪 (78.7坪) | 6.3万/坪 (123坪) | 4.6万/坪 (78.2坪) |
| 大岩駅 | - | 4.9万/坪 (104坪) | 5.3万/坪 (74.1坪) |
| 福部駅 | 4.9万/坪 (46.9坪) | 5.3万/坪 (60.5坪) | 3.6万/坪 (110坪) |
| 鳥取駅 | 21.2万/坪 (71.4坪) | 16.0万/坪 (92.2坪) | 15.8万/坪 (87.7坪) |
| 湖山駅 | 19.4万/坪 (43.7坪) | 13.2万/坪 (102坪) | 13.0万/坪 (131坪) |
| 鳥取大学前駅 | 11.7万/坪 (110坪) | 11.5万/坪 (125坪) | 12.2万/坪 (104坪) |
| 末恒駅 | - | 12.8万/坪 (74.1坪) | 4.7万/坪 (96.8坪) |
| 宝木駅 | 4.8万/坪 (15.1坪) | 2.9万/坪 (163坪) | 1.3万/坪 (10.6坪) |
| 浜村駅 | 5.4万/坪 (79.7坪) | 5.1万/坪 (98.1坪) | 7.8万/坪 (87.9坪) |
| 青谷駅 | 1.4万/坪 (34.8坪) | 5.0万/坪 (89.2坪) | 2.3万/坪 (141坪) |
| 泊駅 | 4.2万/坪 (78.7坪) | 1.2万/坪 (42.4坪) | 1.5万/坪 (119坪) |
| 松崎駅 | 9.9万/坪 (149坪) | 6.9万/坪 (61.4坪) | 4.5万/坪 (98.1坪) |
| 倉吉駅 | 7.2万/坪 (121坪) | 6.3万/坪 (119坪) | 5.6万/坪 (151坪) |
| 下北条駅 | 3.1万/坪 (142坪) | 4.2万/坪 (116坪) | 5.2万/坪 (130坪) |
| 由良駅 | 3.5万/坪 (83.5坪) | 2.0万/坪 (209坪) | 2.6万/坪 (140坪) |
| 浦安駅 | 4.9万/坪 (163坪) | 3.1万/坪 (154坪) | 1.8万/坪 (161坪) |
| 八橋駅 | - | 3.4万/坪 (79.8坪) | 1.3万/坪 (94.5坪) |
| 赤碕駅 | 6.3万/坪 (67.5坪) | 2.8万/坪 (154坪) | 3.2万/坪 (98.6坪) |
| 中山口駅 | 0.9万/坪 (46.9坪) | 3.6万/坪 (22.7坪) | 1.5万/坪 (138坪) |
| 下市駅 | - | - | - |
| 御来屋駅 | - | 0.25万/坪 (39.3坪) | 0.6万/坪 (109坪) |
| 名和駅 | 2.1万/坪 (303坪) | - | 0.06万/坪 (363坪) |
| 大山口駅 | 0.4万/坪 (142坪) | 1.8万/坪 (303坪) | 4.6万/坪 (87.0坪) |
| 淀江駅 | 5.1万/坪 (71.6坪) | 3.3万/坪 (137坪) | 5.5万/坪 (145坪) |
| 伯耆大山駅 | 9.8万/坪 (64.0坪) | 9.9万/坪 (117坪) | 9.0万/坪 (131坪) |
| 東山公園駅 | - | 13.7万/坪 (146坪) | 9.1万/坪 (99.8坪) |
| 米子駅 | 11.5万/坪 (108坪) | 11.4万/坪 (135坪) | 12.5万/坪 (121坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
泊駅 4.2 万/坪(昨年同期比 +255.4 ％)
泊駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.2万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +255.4％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 42.4 坪から +85.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.0 分 → 2024年 6.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
赤碕駅 6.3 万/坪(昨年同期比 +129.6 ％)
赤碕駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +129.6％( +3.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -76.2％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 67.5 坪 (昨年 153.7 坪から -56.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 18.3 分 → 2024年 15.8 分、-13.6 ％と減少)
大山口駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -76.3 ％)
大山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -76.3％( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 303.1 坪から -53.1 ％減)。
岩美駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -76.2 ％)
岩美駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -76.2％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -81.8％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 122.9 坪から -36.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 19.3 分 → 2024年 16.5 分、-14.4 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示