【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の北しなの線 (長野駅～黒姫駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -12.3％( -1.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 173.7 坪 (昨年 113.5 坪から +53.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。三才駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊野駅で昨年に比べ +134.4 ％、坪単価は 7.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(豊野駅、三才駅)は +75.0 ％(坪単価 +2.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(黒姫駅、長野駅)は -59.9 ％(坪単価 -4.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 30.5 分 → 2024年 42.5 分、+39.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 ％ → 2024年 4.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北長野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -10.5％( -3.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒姫駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.11万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -97.6％( -4.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 北しなの線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 長野駅 | 12.3万/坪 (157坪) | 15.9万/坪 (107坪) | 21.8万/坪 (144坪) |
| 北長野駅 | 26.6万/坪 (77.1坪) | 29.7万/坪 (104坪) | 25.1万/坪 (83.2坪) |
| 三才駅 | 7.2万/坪 (207坪) | 6.2万/坪 (121坪) | 5.8万/坪 (65.8坪) |
| 豊野駅 | 7.8万/坪 (107坪) | 3.3万/坪 (133坪) | 7.8万/坪 (224坪) |
| 牟礼駅 | 1.0万/坪 (285坪) | 1.2万/坪 (68.6坪) | 1.0万/坪 (66.6坪) |
| 古間駅 | - | - | - |
| 黒姫駅 | 0.11万/坪 (454坪) | 4.5万/坪 (159坪) | 0.8万/坪 (115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
豊野駅 7.8 万/坪(昨年同期比 +134.4 ％)
豊野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +134.4％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 133.1 坪から -19.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.4 分 → 2024年 5.5 分、-71.6 ％と大きく減少)
三才駅 7.2 万/坪(昨年同期比 +15.5 ％)
三才駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +15.5％( +1.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 207.2 坪 (昨年 121.0 坪から +71.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.7 分 → 2024年 17.8 分、-40.0 ％と大きく減少)
黒姫駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -97.6 ％)
黒姫駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.11万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -97.6％( -4.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 453.8 坪 (昨年 158.5 坪から +186.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.0 分 → 2024年 30.0 分、+36.4 ％と大きく増加)
長野駅 12.3 万/坪(昨年同期比 -22.2 ％)
長野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.3万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -22.2％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -68.0％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 157.1 坪 (昨年 107.3 坪から +46.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 38.8 分 → 2024年 66.6 分、+71.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示