【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期の西武新宿線 (西武新宿駅～東村山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +6.8％( +10.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 136 件(１年前(2023年)に比べて -47.3％( -122件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.8 坪 (昨年 52.0 坪から -0.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。全体的に上昇基調。新井薬師前駅、井荻駅、武蔵関駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵関駅で昨年に比べ +30.2 ％、坪単価は 176 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵関駅、井荻駅)は +26.8 ％(坪単価 +41.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(沼袋駅、野方駅)は -33.1 ％(坪単価 -79.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.4 ％ → 2024年 20.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 ％ → 2024年 0.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高田馬場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 502万円/坪(152万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -12.0％( -68.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東村山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.3万円/坪(21.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +5.2％( +3.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて -44.4％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武新宿線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西武新宿駅 | - | - | - |
| 高田馬場駅 | 502万/坪 (78.5坪) | 571万/坪 (30.9坪) | 336万/坪 (69.6坪) |
| 下落合駅 | 304万/坪 (81.9坪) | 293万/坪 (29.2坪) | 263万/坪 (37.5坪) |
| 中井駅 | 240万/坪 (30.3坪) | 206万/坪 (49.2坪) | 247万/坪 (48.0坪) |
| 新井薬師前駅 | 253万/坪 (40.5坪) | 208万/坪 (38.9坪) | 218万/坪 (36.0坪) |
| 沼袋駅 | 130万/坪 (47.6坪) | 228万/坪 (35.8坪) | 185万/坪 (40.4坪) |
| 野方駅 | 199万/坪 (32.1坪) | 259万/坪 (39.6坪) | 213万/坪 (52.5坪) |
| 都立家政駅 | 218万/坪 (26.1坪) | 201万/坪 (47.1坪) | 180万/坪 (44.3坪) |
| 鷺ノ宮駅 | 200万/坪 (44.2坪) | 198万/坪 (72.3坪) | 157万/坪 (36.6坪) |
| 下井草駅 | 158万/坪 (92.6坪) | 153万/坪 (50.6坪) | 189万/坪 (67.2坪) |
| 井荻駅 | 219万/坪 (27.6坪) | 177万/坪 (60.6坪) | 175万/坪 (31.8坪) |
| 上井草駅 | 164万/坪 (76.9坪) | 190万/坪 (121坪) | 139万/坪 (67.3坪) |
| 上石神井駅 | 160万/坪 (32.8坪) | 147万/坪 (72.1坪) | 148万/坪 (57.3坪) |
| 武蔵関駅 | 176万/坪 (36.3坪) | 135万/坪 (37.3坪) | 144万/坪 (50.1坪) |
| 東伏見駅 | 130万/坪 (38.6坪) | 129万/坪 (48.5坪) | 144万/坪 (66.4坪) |
| 西武柳沢駅 | 117万/坪 (91.1坪) | 104万/坪 (49.6坪) | 103万/坪 (29.0坪) |
| 田無駅 | 148万/坪 (45.1坪) | 128万/坪 (47.1坪) | 109万/坪 (44.6坪) |
| 花小金井駅 | 77.0万/坪 (49.7坪) | 99.2万/坪 (61.8坪) | 91.8万/坪 (47.5坪) |
| 小平駅 | 91.9万/坪 (50.7坪) | 87.5万/坪 (39.5坪) | 80.1万/坪 (60.5坪) |
| 久米川駅 | 82.9万/坪 (56.5坪) | 90.9万/坪 (46.4坪) | 81.9万/坪 (50.2坪) |
| 東村山駅 | 72.3万/坪 (42.6坪) | 68.8万/坪 (59.4坪) | 77.8万/坪 (60.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵関駅 176.4 万/坪(昨年同期比 +30.2 ％)
武蔵関駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 176万円/坪(53.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +30.2％( +40.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 37.3 坪から -2.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.7 分 → 2024年 7.8 分、-33.6 ％と大きく減少)
井荻駅 219.0 万/坪(昨年同期比 +23.4 ％)
井荻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 219万円/坪(66.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +23.4％( +41.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -63.6％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.6 坪 (昨年 60.6 坪から -54.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.4 分 → 2024年 7.2 分、-30.0 ％と大きく減少)
沼袋駅 129.9 万/坪(昨年同期比 -43.1 ％)
沼袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -43.1％( -98.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 35.8 坪から +33.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.1 分 → 2024年 5.0 分、-18.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
野方駅 199.3 万/坪(昨年同期比 -23.0 ％)
野方駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 199万円/坪(60.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -23.0％( -59.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 32.1 坪 (昨年 39.6 坪から -19.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.9 分 → 2024年 7.0 分、-11.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示