【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期のJR山陽本線 (和木駅～下関駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -7.1％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 186 件(１年前(2020年)に比べて -12.7％( -27件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 125.5 坪 (昨年 118.1 坪から +6.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 17 駅。ほとんどの駅において下落した。櫛ケ浜駅、下関駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは由宇駅で昨年に比べ +226.5 ％、坪単価は 11.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(由宇駅、櫛ケ浜駅)は +159.0 ％(坪単価 +8.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大道駅、嘉川駅)は -87.8 ％(坪単価 -8.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 29.8 分 → 2021年 33.9 分、+13.8 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.3 ％ → 2021年 1.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南岩国駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -1.3％( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -96.3％( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR山陽本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和木駅 | - | 22.0万/坪 (118坪) | 4.2万/坪 (189坪) |
| 岩国駅 | 19.8万/坪 (75.3坪) | 20.7万/坪 (96.1坪) | 20.8万/坪 (73.4坪) |
| 南岩国駅 | 20.8万/坪 (85.8坪) | 21.1万/坪 (62.3坪) | 20.3万/坪 (76.4坪) |
| 藤生駅 | - | - | - |
| 通津駅 | 12.8万/坪 (21.2坪) | - | - |
| 由宇駅 | 11.4万/坪 (62.0坪) | 3.5万/坪 (27.2坪) | - |
| 神代駅 | - | - | - |
| 大畠駅 | 2.2万/坪 (76.6坪) | 4.1万/坪 (120坪) | 3.4万/坪 (142坪) |
| 柳井港駅 | - | 7.4万/坪 (94.3坪) | - |
| 柳井駅 | 6.1万/坪 (72.0坪) | 6.3万/坪 (209坪) | 6.4万/坪 (117坪) |
| 田布施駅 | 6.4万/坪 (151坪) | 6.5万/坪 (203坪) | 3.8万/坪 (95.5坪) |
| 岩田駅 | - | - | - |
| 島田駅 | - | 7.1万/坪 (103坪) | 9.9万/坪 (127坪) |
| 光駅 | 10.9万/坪 (76.5坪) | 11.0万/坪 (91.3坪) | 10.2万/坪 (104坪) |
| 下松駅 | 14.6万/坪 (52.6坪) | 12.8万/坪 (89.0坪) | 13.9万/坪 (64.9坪) |
| 櫛ケ浜駅 | 18.4万/坪 (138坪) | 9.6万/坪 (86.5坪) | 11.7万/坪 (149坪) |
| 徳山駅 | 18.4万/坪 (74.1坪) | 16.5万/坪 (100坪) | 20.3万/坪 (127坪) |
| 新南陽駅 | 10.8万/坪 (161坪) | 14.7万/坪 (90.1坪) | 10.6万/坪 (116坪) |
| 福川駅 | 5.9万/坪 (47.5坪) | 6.4万/坪 (70.7坪) | 10.8万/坪 (62.8坪) |
| 戸田駅 | 8.5万/坪 (104坪) | - | - |
| 富海駅 | 0.7万/坪 (200坪) | 3.2万/坪 (103坪) | 6.5万/坪 (151坪) |
| 防府駅 | 6.5万/坪 (185坪) | 8.2万/坪 (169坪) | 8.2万/坪 (142坪) |
| 大道駅 | 0.3万/坪 (266坪) | 8.1万/坪 (93.8坪) | 5.7万/坪 (137坪) |
| 四辻駅 | 3.3万/坪 (170坪) | 3.7万/坪 (73.0坪) | - |
| 新山口駅 | 10.5万/坪 (142坪) | 9.8万/坪 (96.8坪) | 15.1万/坪 (48.4坪) |
| 嘉川駅 | 2.2万/坪 (57.5坪) | 10.5万/坪 (71.1坪) | 7.1万/坪 (189坪) |
| 本由良駅 | - | - | - |
| 厚東駅 | 0.9万/坪 (245坪) | - | 2.6万/坪 (75.6坪) |
| 宇部駅 | 6.1万/坪 (146坪) | 7.0万/坪 (158坪) | 7.0万/坪 (159坪) |
| 小野田駅 | 5.2万/坪 (287坪) | 6.4万/坪 (98.8坪) | 8.3万/坪 (83.2坪) |
| 厚狭駅 | 2.2万/坪 (256坪) | 4.4万/坪 (113坪) | 3.9万/坪 (209坪) |
| 埴生駅 | - | 5.4万/坪 (116坪) | 8.4万/坪 (36.3坪) |
| 小月駅 | 5.6万/坪 (131坪) | 5.3万/坪 (143坪) | 6.3万/坪 (162坪) |
| 長府駅 | 15.9万/坪 (75.6坪) | 13.5万/坪 (35.8坪) | 14.4万/坪 (84.4坪) |
| 新下関駅 | 14.6万/坪 (92.0坪) | 21.8万/坪 (76.7坪) | 20.0万/坪 (172坪) |
| 幡生駅 | 16.0万/坪 (67.1坪) | 13.6万/坪 (92.1坪) | 15.0万/坪 (105坪) |
| 下関駅 | 13.7万/坪 (73.4坪) | 10.4万/坪 (128坪) | 10.3万/坪 (115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
由宇駅 11.4 万/坪(昨年同期比 +226.5 ％)
由宇駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.4万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +226.5％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 27.2 坪から +127.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 8.5 分、+183.3 ％と大きく増加)
櫛ケ浜駅 18.4 万/坪(昨年同期比 +91.5 ％)
櫛ケ浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +91.5％( +8.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 138.1 坪 (昨年 86.5 坪から +59.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 51.6 分 → 2021年 27.7 分、-46.4 ％と大きく減少)
大道駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -96.3 ％)
大道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -96.3％( -7.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 266.2 坪 (昨年 93.8 坪から +183.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.0 分 → 2021年 30.0 分、+130.8 ％と大きく増加)
嘉川駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -79.3 ％)
嘉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -79.3％( -8.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 71.1 坪から -19.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 14.5 分 → 2021年 30.0 分、+106.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示