【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR宇部線 (新山口駅～宇部駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -10.7％( -0.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 48 件(１年前(2021年)に比べて -18.6％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 163.1 坪 (昨年 135.4 坪から +20.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。新山口駅、丸尾駅、宇部駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは草江駅で昨年に比べ +313.0 ％、坪単価は 5.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(草江駅、東新川駅)は +229.8 ％(坪単価 +6.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(床波駅、上嘉川駅)は -44.9 ％(坪単価 -2.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 18.3 分 → 2022年 16.5 分、-10.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 ％ → 2022年 6.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新山口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +94.7％( +9.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上嘉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -43.6％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| JR宇部線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新山口駅 | 20.3万/坪 (114坪) | 10.5万/坪 (142坪) | 9.8万/坪 (96.8坪) |
| 上嘉川駅 | 1.5万/坪 (285坪) | 2.7万/坪 (317坪) | 5.9万/坪 (55.2坪) |
| 深溝駅 | 1.0万/坪 (319坪) | - | - |
| 周防佐山駅 | - | 2.4万/坪 (118坪) | - |
| 岩倉駅 | - | - | 7.8万/坪 (84.7坪) |
| 阿知須駅 | 4.9万/坪 (129坪) | 8.7万/坪 (86.7坪) | 9.3万/坪 (65.0坪) |
| 岐波駅 | 6.4万/坪 (145坪) | 5.9万/坪 (79.7坪) | 5.8万/坪 (130坪) |
| 丸尾駅 | 9.9万/坪 (78.7坪) | 5.2万/坪 (182坪) | 8.2万/坪 (51.4坪) |
| 床波駅 | 4.8万/坪 (159坪) | 8.9万/坪 (79.2坪) | 9.7万/坪 (62.0坪) |
| 常盤駅 | 8.7万/坪 (75.6坪) | 13.1万/坪 (112坪) | 11.9万/坪 (65.8坪) |
| 草江駅 | 5.4万/坪 (89.2坪) | 1.3万/坪 (115坪) | - |
| 宇部岬駅 | 6.5万/坪 (142坪) | 9.3万/坪 (118坪) | 5.8万/坪 (145坪) |
| 東新川駅 | 13.3万/坪 (62.8坪) | 5.4万/坪 (278坪) | 7.7万/坪 (166坪) |
| 琴芝駅 | 11.2万/坪 (213坪) | 13.1万/坪 (109坪) | 8.6万/坪 (94.4坪) |
| 宇部新川駅 | 10.5万/坪 (93.8坪) | 9.2万/坪 (121坪) | 9.0万/坪 (89.5坪) |
| 居能駅 | - | 10.8万/坪 (129坪) | - |
| 岩鼻駅 | 9.2万/坪 (205坪) | 9.9万/坪 (60.5坪) | 11.0万/坪 (66.6坪) |
| 宇部駅 | 7.8万/坪 (241坪) | 6.1万/坪 (146坪) | 7.0万/坪 (158坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
草江駅 5.4 万/坪(昨年同期比 +313.0 ％)
草江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +313.0％( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 115.0 坪から -22.4 ％減)。
東新川駅 13.3 万/坪(昨年同期比 +146.6 ％)
東新川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +146.6％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 278.3 坪から -77.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 18.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
床波駅 4.8 万/坪(昨年同期比 -46.1 ％)
床波駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.8万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -46.1％( -4.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 158.8 坪 (昨年 79.2 坪から +100.6 ％増)。
上嘉川駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -43.6 ％)
上嘉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -43.6％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 285.0 坪 (昨年 316.9 坪から -10.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 18.3 分 → 2022年 15.3 分、-16.6 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示