【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の阪急千里線 (天神橋筋六丁目駅~北千里駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.4万円/坪(26.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -6.3%( -5.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 28 件(1年前(2023年)に比べて -73.1%( -76件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 74.0 坪から -9.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。北千里駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北千里駅で昨年に比べ +32.9 %、坪単価は 96.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(北千里駅、南千里駅)は +25.3 %(坪単価 +19.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千里山駅、関大前駅)は -39.5 %(坪単価 -41.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.7 % → 2024年 7.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天神橋筋六丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -13.9%( -20.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.5万円/坪(17.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -36.4%( -33.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急千里線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
天神橋筋六丁目駅 | 127万/坪 (19.7坪) | 148万/坪 (24.2坪) | 226万/坪 (35.5坪) |
柴島駅 | - | - | 77.6万/坪 (51.0坪) |
淡路駅 | 92.5万/坪 (21.9坪) | 89.1万/坪 (84.2坪) | 94.4万/坪 (30.8坪) |
下新庄駅 | 85.3万/坪 (46.9坪) | 81.8万/坪 (83.8坪) | 93.2万/坪 (31.8坪) |
吹田駅 | 90.0万/坪 (42.8坪) | 88.6万/坪 (60.5坪) | 78.8万/坪 (58.9坪) |
豊津駅 | 86.6万/坪 (254坪) | 128万/坪 (52.2坪) | 95.0万/坪 (61.7坪) |
関大前駅 | 61.5万/坪 (130坪) | 101万/坪 (37.2坪) | 87.1万/坪 (65.3坪) |
千里山駅 | 64.2万/坪 (37.8坪) | 106万/坪 (117坪) | 67.9万/坪 (39.8坪) |
南千里駅 | 99.6万/坪 (126坪) | 84.6万/坪 (57.3坪) | 73.0万/坪 (63.1坪) |
山田駅 | 58.5万/坪 (136坪) | 91.9万/坪 (75.3坪) | 69.0万/坪 (101坪) |
北千里駅 | 96.2万/坪 (49.9坪) | 72.4万/坪 (85.1坪) | 73.5万/坪 (68.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北千里駅 96.2 万/坪(昨年同期比 +32.9 %)
北千里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.2万円/坪(29.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +32.9%( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -95.2%( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 85.1 坪から -41.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.2 分 → 2024年 14.0 分、-39.6 %と大きく減少)
南千里駅 99.6 万/坪(昨年同期比 +17.7 %)
南千里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.6万円/坪(30.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +17.7%( +15.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 126.0 坪 (昨年 57.3 坪から +119.9 %増)。
千里山駅 64.2 万/坪(昨年同期比 -39.5 %)
千里山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.2万円/坪(19.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -39.5%( -42.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -78.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 116.7 坪から -67.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.7 分 → 2024年 15.3 分、+20.6 %と大きく増加)
関大前駅 61.5 万/坪(昨年同期比 -39.4 %)
関大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.5万円/坪(18.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -39.4%( -40.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 37.2 坪から +249.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 11.2 分 → 2024年 10.0 分、-10.7 %と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示