【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期の大阪谷町線 (大日駅~八尾南駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +18.9%( +22.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 180 件(1年前(2022年)に比べて +38.5%( +50件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.6 坪 (昨年 59.6 坪から +18.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大日駅、守口駅、中崎町駅、南森町駅、谷町六丁目駅、天王寺駅、駒川中野駅、出戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは四天王寺前夕陽ケ丘駅で昨年に比べ +140.1 %、坪単価は 301 万円/坪となった。
上位 2 駅(四天王寺前夕陽ケ丘駅、天満橋駅)は +126.0 %(坪単価 +329.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(谷町四丁目駅、野江内代駅)は -57.6 %(坪単価 -241.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 10.5 分 → 2023年 9.4 分、-10.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.8 % → 2023年 21.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天満橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 916万円/坪(277万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +111.9%( +483.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八尾南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.1万円/坪(13.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +19.4%( +7.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
大阪谷町線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大日駅 | 58.1万/坪 (78.2坪) | 46.1万/坪 (79.6坪) | 43.8万/坪 (84.1坪) |
守口駅 | 94.8万/坪 (76.4坪) | 71.1万/坪 (24.0坪) | 89.6万/坪 (52.0坪) |
太子橋今市駅 | 95.7万/坪 (61.5坪) | 92.3万/坪 (40.6坪) | 79.0万/坪 (47.6坪) |
千林大宮駅 | 97.1万/坪 (36.7坪) | 92.1万/坪 (28.4坪) | 87.1万/坪 (47.6坪) |
関目高殿駅 | 107万/坪 (26.7坪) | - | 107万/坪 (53.7坪) |
野江内代駅 | 94.5万/坪 (41.3坪) | 155万/坪 (81.7坪) | 113万/坪 (28.0坪) |
都島駅 | 192万/坪 (51.2坪) | 194万/坪 (38.3坪) | 129万/坪 (48.1坪) |
天神橋筋六丁目駅 | 148万/坪 (24.2坪) | 226万/坪 (35.5坪) | 141万/坪 (30.9坪) |
中崎町駅 | 383万/坪 (25.7坪) | 277万/坪 (46.9坪) | 294万/坪 (20.7坪) |
東梅田駅 | 521万/坪 (99.8坪) | 695万/坪 (27.2坪) | 1,322万/坪 (12.1坪) |
南森町駅 | 836万/坪 (57.5坪) | 461万/坪 (130坪) | 513万/坪 (50.7坪) |
天満橋駅 | 916万/坪 (13.6坪) | 432万/坪 (39.3坪) | - |
谷町四丁目駅 | 132万/坪 (27.2坪) | 554万/坪 (69.6坪) | 495万/坪 (38.2坪) |
谷町六丁目駅 | 423万/坪 (90.8坪) | 335万/坪 (104坪) | 148万/坪 (35.0坪) |
谷町九丁目駅 | 347万/坪 (60.5坪) | 386万/坪 (54.5坪) | 271万/坪 (35.8坪) |
四天王寺前夕陽ケ丘駅 | 301万/坪 (73.1坪) | 125万/坪 (43.9坪) | 221万/坪 (26.2坪) |
天王寺駅 | 300万/坪 (91.9坪) | 238万/坪 (15.1坪) | 405万/坪 (93.8坪) |
阿倍野駅 | 138万/坪 (29.0坪) | 121万/坪 (43.9坪) | 173万/坪 (30.6坪) |
文の里駅 | 181万/坪 (17.1坪) | - | 141万/坪 (36.7坪) |
田辺駅 | 117万/坪 (18.7坪) | 192万/坪 (30.3坪) | 78.9万/坪 (154坪) |
駒川中野駅 | 123万/坪 (49.9坪) | 98.3万/坪 (31.8坪) | 101万/坪 (39.6坪) |
平野駅 | 111万/坪 (87.9坪) | 94.4万/坪 (75.3坪) | 70.5万/坪 (100坪) |
喜連瓜破駅 | 69.8万/坪 (101坪) | 72.5万/坪 (82.3坪) | 43.1万/坪 (57.2坪) |
出戸駅 | 99.7万/坪 (116坪) | 63.1万/坪 (78.1坪) | 51.0万/坪 (99.4坪) |
長原駅 | 82.6万/坪 (32.9坪) | 98.8万/坪 (145坪) | 66.4万/坪 (49.4坪) |
八尾南駅 | 43.1万/坪 (83.0坪) | 36.1万/坪 (63.8坪) | 35.5万/坪 (70.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
四天王寺前夕陽ケ丘駅 301.0 万/坪(昨年同期比 +140.1 %)
四天王寺前夕陽ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 301万円/坪(91.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +140.1%( +175.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.1 坪 (昨年 43.9 坪から +66.7 %増)。
天満橋駅 916.2 万/坪(昨年同期比 +111.9 %)
天満橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 916万円/坪(277万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +111.9%( +483.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 13.6 坪 (昨年 39.3 坪から -65.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 5.0 分 → 2023年 3.0 分、-40.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
谷町四丁目駅 132.2 万/坪(昨年同期比 -76.1 %)
谷町四丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(40.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -76.1%( -422.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 69.6 坪から -60.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 6.0 分 → 2023年 3.0 分、-50.0 %と大きく減少)
野江内代駅 94.5 万/坪(昨年同期比 -39.1 %)
野江内代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -39.1%( -60.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 41.3 坪 (昨年 81.7 坪から -49.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.0 分 → 2023年 7.0 分、-22.2 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示