【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の大阪谷町線 (大日駅~八尾南駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.9万円/坪(22.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -54.4%( -89.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2021年)に比べて -14.7%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 78.3 坪 (昨年 54.9 坪から +42.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。守口駅、平野駅、喜連瓜破駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは平野駅で昨年に比べ +59.2 %、坪単価は 88.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(平野駅、喜連瓜破駅)は +44.7 %(坪単価 +25.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(四天王寺前夕陽ケ丘駅、天神橋筋六丁目駅)は -37.8 %(坪単価 -109.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.3 分 → 2022年 11.3 分、+35.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.3 % → 2022年 13.8 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天神橋筋六丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -15.7%( -32.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八尾南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.2万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -13.6%( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +233.3%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
大阪谷町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大日駅 | 40.3万/坪 (21.9坪) | 40.5万/坪 (67.1坪) | 52.6万/坪 (81.7坪) |
守口駅 | 86.8万/坪 (24.2坪) | 70.3万/坪 (88.5坪) | 102万/坪 (36.3坪) |
太子橋今市駅 | 124万/坪 (69.6坪) | 132万/坪 (90.8坪) | - |
千林大宮駅 | 82.4万/坪 (22.7坪) | 76.3万/坪 (32.9坪) | 105万/坪 (22.7坪) |
関目高殿駅 | - | 89.5万/坪 (72.6坪) | 69.7万/坪 (46.9坪) |
野江内代駅 | 132万/坪 (24.2坪) | 113万/坪 (25.7坪) | 165万/坪 (103坪) |
都島駅 | - | 232万/坪 (112坪) | 247万/坪 (41.6坪) |
天神橋筋六丁目駅 | 171万/坪 (81.7坪) | 203万/坪 (33.8坪) | 126万/坪 (30.3坪) |
中崎町駅 | - | - | 174万/坪 (17.4坪) |
東梅田駅 | - | - | - |
南森町駅 | - | 1,153万/坪 (130坪) | - |
天満橋駅 | - | - | - |
谷町四丁目駅 | - | 517万/坪 (48.4坪) | - |
谷町六丁目駅 | - | - | 172万/坪 (22.7坪) |
谷町九丁目駅 | - | - | - |
四天王寺前夕陽ケ丘駅 | 125万/坪 (43.9坪) | 312万/坪 (27.2坪) | - |
天王寺駅 | - | 519万/坪 (63.5坪) | 283万/坪 (26.1坪) |
阿倍野駅 | - | 174万/坪 (32.5坪) | 114万/坪 (33.3坪) |
文の里駅 | - | 157万/坪 (57.0坪) | 150万/坪 (33.3坪) |
田辺駅 | - | - | - |
駒川中野駅 | 139万/坪 (28.7坪) | 124万/坪 (25.7坪) | - |
平野駅 | 88.5万/坪 (235坪) | 55.6万/坪 (43.9坪) | 88.7万/坪 (124坪) |
喜連瓜破駅 | 73.8万/坪 (130坪) | 56.7万/坪 (42.4坪) | 36.3万/坪 (14.4坪) |
出戸駅 | 43.9万/坪 (148坪) | 39.8万/坪 (118坪) | 53.6万/坪 (13.6坪) |
長原駅 | 99.2万/坪 (36.3坪) | - | 49.6万/坪 (363坪) |
八尾南駅 | 39.2万/坪 (70.4坪) | 45.4万/坪 (43.4坪) | 40.2万/坪 (116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平野駅 88.5 万/坪(昨年同期比 +59.2 %)
平野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.5万円/坪(26.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +59.2%( +32.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 235.4 坪 (昨年 43.9 坪から +436.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.0 分 → 2022年 6.7 分、-33.3 %と大きく減少)
喜連瓜破駅 73.8 万/坪(昨年同期比 +30.2 %)
喜連瓜破駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.8万円/坪(22.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +30.2%( +17.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 42.4 坪から +207.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 16.5 分、+175.0 %と大きく増加)
四天王寺前夕陽ケ丘駅 125.4 万/坪(昨年同期比 -59.8 %)
四天王寺前夕陽ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -59.8%( -186.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 27.2 坪から +61.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 6.0 分、+200.0 %と大きく増加)
天神橋筋六丁目駅 171.4 万/坪(昨年同期比 -15.7 %)
天神橋筋六丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -15.7%( -32.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 33.8 坪から +141.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.3 分 → 2022年 3.0 分、-43.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示