【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期のグリーンライン (中山駅~日吉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -0.1%( -0.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 171 件(1年前(2020年)に比べて +297.7%( +128件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 23.1年から +2.2 %増)。平均専有面積は 73.4 ㎡ (昨年 67.4 ㎡から +8.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中山駅で昨年に比べ +28.0 %、単価は 31.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(中山駅、センター北駅)は +22.9 %(単価 +8.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(北山田駅、都筑ふれあいの丘駅)は -12.7 %(単価 -7.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 9.3 % → 2021年 17.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 47.5 % → 2021年 49.4 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.7 % → 2021年 1.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったセンター北駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.7%( +10.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて +566.7%( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +28.0%( +7.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて +650.0%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
グリーンライン | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中山駅 | 31.8万/㎡ (31.1年/75.3㎡) | 24.9万/㎡ (42.3年/47.5㎡) | 28.4万/㎡ (26.9年/79.0㎡) |
川和町駅 | 38.0万/㎡ (17.8年/80.0㎡) | - | 26.6万/㎡ (26.3年/70.0㎡) |
都筑ふれあいの丘駅 | 48.6万/㎡ (21.2年/87.1㎡) | 53.2万/㎡ (21.9年/75.0㎡) | 55.3万/㎡ (16.4年/72.5㎡) |
センター南駅 | 62.6万/㎡ (19.9年/79.0㎡) | 53.9万/㎡ (23.4年/80.0㎡) | 56.9万/㎡ (18.3年/78.3㎡) |
センター北駅 | 69.5万/㎡ (17.3年/84.2㎡) | 59.1万/㎡ (16.9年/71.7㎡) | 69.1万/㎡ (13.6年/73.6㎡) |
北山田駅 | 46.5万/㎡ (23.9年/76.7㎡) | 55.9万/㎡ (17.0年/70.0㎡) | 50.7万/㎡ (16.5年/77.5㎡) |
東山田駅 | 41.2万/㎡ (20.7年/79.2㎡) | - | 20.0万/㎡ (10.3年/75.0㎡) |
高田駅 | 49.2万/㎡ (21.3年/67.0㎡) | 42.9万/㎡ (32.8年/71.7㎡) | 13.3万/㎡ (29.3年/60.0㎡) |
日吉本町駅 | 56.9万/㎡ (25.5年/59.1㎡) | 53.4万/㎡ (25.4年/62.5㎡) | 62.1万/㎡ (20.3年/59.0㎡) |
日吉駅 | 45.7万/㎡ (27.2年/64.5㎡) | 46.1万/㎡ (22.8年/60.0㎡) | 39.8万/㎡ (37.4年/58.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
中山駅 31.8 万/㎡(昨年同期比 +28.0 %)
中山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +28.0%( +7.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて +650.0%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 42.3年から -26.5 %減)。平均専有面積は 75.3 ㎡ (昨年 47.5 ㎡から +58.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 42.3 年 → 2021年 31.1 年、-26.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 13.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 60.0 %)
センター北駅 69.5 万/㎡(昨年同期比 +17.7 %)
センター北駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.7%( +10.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて +566.7%( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 16.9年から +2.0 %増)。平均専有面積は 84.2 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から +17.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.0 分 → 2021年 9.1 分、-17.3 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 38.9 %)
北山田駅 46.5 万/㎡(昨年同期比 -16.9 %)
北山田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -16.9%( -9.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 17.0年から +40.7 %増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +9.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.0 年 → 2021年 23.9 年、+40.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.5 分 → 2021年 11.9 分、+40.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 % → 2021年 58.3 %)
都筑ふれあいの丘駅 48.6 万/㎡(昨年同期比 -8.6 %)
都筑ふれあいの丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.6%( -4.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて +325.0%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.2年(昨年 21.9年から -3.3 %減)。平均専有面積は 87.1 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +16.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.8 分 → 2021年 7.8 分、-33.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 43.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示