【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年4月〜6月期の近鉄生駒線 (王寺駅～生駒駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +18.7％( +3.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 36 件(１年前(2022年)に比べて +16.1％( +5件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 26.8年から -2.2 ％減)。平均専有面積は 76.4 ㎡ (昨年 70.6 ㎡から +8.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。王寺駅、生駒駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは王寺駅で昨年に比べ +84.5 ％、単価は 33.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(王寺駅、生駒駅)は +55.8 ％(単価 +10.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(菜畑駅、南生駒駅)は -32.0 ％(単価 -4.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.4 分 → 2023年 7.2 分、-30.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.7 ％ → 2023年 12.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった王寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +84.5％( +15.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +57.1％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった菜畑駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -38.1％( -3.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄生駒線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 王寺駅 | 33.4万/㎡ (17.8年/80.9㎡) | 18.1万/㎡ (25.6年/65.7㎡) | 27.0万/㎡ (18.5年/73.3㎡) |
| 勢野北口駅 | - | - | - |
| 東山駅 | - | 20.0万/㎡ (26.3年/70.0㎡) | 12.2万/㎡ (19.3年/90.0㎡) |
| 萩の台駅 | 11.8万/㎡ (36.3年/75.0㎡) | 10.5万/㎡ (35.3年/95.0㎡) | 9.8万/㎡ (33.3年/82.0㎡) |
| 南生駒駅 | 11.5万/㎡ (27.3年/70.8㎡) | 15.6万/㎡ (26.3年/70.0㎡) | 11.1万/㎡ (25.3年/90.0㎡) |
| 一分駅 | 9.7万/㎡ (33.8年/70.0㎡) | 12.6万/㎡ (33.3年/70.0㎡) | 8.9万/㎡ (35.9年/71.7㎡) |
| 菜畑駅 | 6.3万/㎡ (46.3年/81.7㎡) | 10.2万/㎡ (35.3年/65.0㎡) | 14.6万/㎡ (30.8年/80.0㎡) |
| 生駒駅 | 27.6万/㎡ (25.5年/75.0㎡) | 21.7万/㎡ (26.1年/71.7㎡) | 28.1万/㎡ (22.0年/71.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
王寺駅 33.4 万/㎡(昨年同期比 +84.5 ％)
王寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +84.5％( +15.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +57.1％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 25.6年から -30.3 ％減)。平均専有面積は 80.9 ㎡ (昨年 65.7 ㎡から +23.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.6 年 → 2023年 17.8 年、-30.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 5.1 分、-36.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 85.7 ％ → 2023年 36.4 ％)
生駒駅 27.6 万/㎡(昨年同期比 +27.1 ％)
生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +27.1％( +5.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 26.1年から -2.2 ％減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から +4.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 12.4 分 → 2023年 9.1 分、-26.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 83.3 ％ → 2023年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 23.5 ％ → 2023年 22.2 ％)
菜畑駅 6.3 万/㎡(昨年同期比 -38.1 ％)
菜畑駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -38.1％( -3.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 35.3年から +31.2 ％増)。平均専有面積は 81.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +25.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 35.3 年 → 2023年 46.3 年、+31.2 ％と大きく増加)
南生駒駅 11.5 万/㎡(昨年同期比 -25.9 ％)
南生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -25.9％( -4.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 26.3年から +3.8 ％増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +1.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 9.5 分 → 2023年 8.3 分、-12.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示