【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR根室本線 (滝川駅~釧路駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +3.3%( +0.7万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて -89.7%( -139件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 30.4年から -1.1 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から +4.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。帯広駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは帯広駅で昨年に比べ +68.3 %、単価は 30.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(帯広駅)は +68.3 %(単価 +12.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(平岸駅)は -14.1 %(単価 -3.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 32.8 % → 2024年 53.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 49.7 % → 2024年 26.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 % → 2024年 40.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった帯広駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +68.3%( +12.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった釧路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +0.2%( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -93.8%( -30件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR根室本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
滝川駅 | - | - | 10.3万/㎡ (32.3年/75.0㎡) |
平岸駅 | 22.8万/㎡ (33.2年/73.2㎡) | 26.5万/㎡ (29.8年/71.3㎡) | 26.1万/㎡ (28.8年/76.2㎡) |
帯広駅 | 30.3万/㎡ (17.7年/73.3㎡) | 18.0万/㎡ (28.8年/65.7㎡) | 19.3万/㎡ (26.1年/83.4㎡) |
札内駅 | - | 4.0万/㎡ (41.8年/75.0㎡) | - |
釧路駅 | 8.6万/㎡ (33.0年/77.5㎡) | 8.6万/㎡ (32.7年/70.0㎡) | 19.5万/㎡ (25.4年/71.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
帯広駅 30.3 万/㎡(昨年同期比 +68.3 %)
帯広駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +68.3%( +12.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 28.8年から -38.7 %減)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 65.7 ㎡から +11.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.8 年 → 2024年 17.7 年、-38.7 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 33.3 %)
平岸駅 22.8 万/㎡(昨年同期比 -14.1 %)
平岸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -14.1%( -3.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -89.6%( -95件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 29.8年から +11.5 %増)。平均専有面積は 73.2 ㎡ (昨年 71.3 ㎡から +2.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 5.4 分 → 2024年 4.3 分、-20.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 39.2 % → 2024年 72.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 29.8 年 → 2024年 33.2 年、+11.5 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.2 % → 2024年 54.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示