【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR境線 (米子駅～境港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -26.2％( -13.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 41 件(１年前(2020年)に比べて +95.2％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 22.2年から +47.5 ％増)。平均土地面積は 75.7 坪 (昨年 82.4 坪から -8.2 ％減)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 40.8 坪から +10.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。三本松口駅、中浜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは三本松口駅で昨年に比べ +89.2 ％、坪単価は 104 万円/坪となった。
上位 1 駅(三本松口駅)は +89.2 ％(坪単価 +49.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(米子駅)は -48.1 ％(坪単価 -28.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 43.8 ％ → 2021年 26.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 22.2 年 → 2021年 32.7 年、+47.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 26.0 分 → 2021年 31.9 分、+22.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 ％ → 2021年 44.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 18.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三本松口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +89.2％( +49.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -48.1％( -28.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(１年前(2020年)に比べて +153.8％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR境線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米子駅 | 30.7万/坪 (35.2年/73.8坪) | 59.2万/坪 (28.9年/87.6坪) | 25.2万/坪 (32.9年/85.5坪) |
| 博労町駅 | - | - | - |
| 富士見町駅 | - | - | - |
| 後藤駅 | 94.5万/坪 (0.25年/57.5坪) | - | - |
| 三本松口駅 | 104万/坪 (16.3年/61.5坪) | 55.2万/坪 (12.8年/119坪) | 82.6万/坪 (14.5年/66.9坪) |
| 河崎口駅 | - | 73.5万/坪 (1.3年/46.9坪) | - |
| 弓ケ浜駅 | - | 49.1万/坪 (10.8年/61.3坪) | - |
| 和田浜駅 | 63.4万/坪 (0年/72.6坪) | - | 28.7万/坪 (19.3年/454坪) |
| 大篠津町駅 | - | - | - |
| 米子空港駅 | - | - | - |
| 中浜駅 | 45.8万/坪 (39.3年/151坪) | 33.1万/坪 (12.3年/66.6坪) | - |
| 高松町駅 | 49.6万/坪 (14.3年/69.6坪) | - | - |
| 余子駅 | - | 22.3万/坪 (31.8年/58.2坪) | |
| 上道駅 | - | - | - |
| 馬場崎町駅 | - | - | 41.7万/坪 (16.3年/109坪) |
| 境港駅 | 10.3万/坪 (49.3年/130坪) | - | 21.2万/坪 (26.3年/41.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
三本松口駅 104.5 万/坪(昨年同期比 +89.2 ％)
三本松口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +89.2％( +49.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 12.8年から +27.4 ％増)。平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 119.5 坪から -48.5 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 49.2 坪から -42.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.5 分 → 2021年 4.7 分、-71.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.8 年 → 2021年 16.3 年、+27.4 ％と大きく増加)
米子駅 30.7 万/坪(昨年同期比 -48.1 ％)
米子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -48.1％( -28.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(１年前(2020年)に比べて +153.8％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 28.9年から +22.0 ％増)。平均土地面積は 73.8 坪 (昨年 87.6 坪から -15.8 ％減)。平均建物面積は 47.5 坪 (昨年 42.4 坪から +12.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 29.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 12.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 28.9 年 → 2021年 35.2 年、+22.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 29.8 分 → 2021年 37.0 分、+24.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 48.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示