【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期のJR土讃線 (土佐岩原駅~窪川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.1万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -17.9%( -10.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 96 件(1年前(2022年)に比べて -9.4%( -10件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 26.2年から +29.6 %増)。平均土地面積は 75.8 坪 (昨年 64.6 坪から +17.4 %増)。平均建物面積は 58.1 坪 (昨年 54.5 坪から +6.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。土佐一宮駅、入明駅、伊野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは伊野駅で昨年に比べ +59.4 %、坪単価は 58.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(伊野駅、土佐一宮駅)は +46.1 %(坪単価 +23.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(後免駅、旭駅)は -61.0 %(坪単価 -39.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.2 年 → 2023年 34.0 年、+29.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.0 % → 2023年 44.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.7 % → 2023年 36.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった入明駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +24.1%( +20.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった後免駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -61.3%( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR土讃線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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土佐岩原駅 | - | - | - |
豊永駅 | - | - | - |
大田口駅 | - | - | - |
土佐穴内駅 | - | - | - |
大杉駅 | - | 9.7万/坪 (49.0年/50.7坪) | 30.6万/坪 (36.0年/98.3坪) |
土佐北川駅 | - | - | - |
繁藤駅 | - | - | - |
新改駅 | - | - | - |
土佐山田駅 | 38.6万/坪 (31.5年/53.7坪) | - | 66.2万/坪 (11.0年/73.4坪) |
山田西町駅 | - | 55.1万/坪 (20.5年/38.6坪) | 82.6万/坪 (0.5年/54.5坪) |
土佐長岡駅 | 20.9万/坪 (22.5年/393坪) | 30.1万/坪 (53.5年/169坪) | - |
後免駅 | 18.2万/坪 (38.5年/154坪) | 46.9万/坪 (30.9年/123坪) | 57.4万/坪 (15.3年/143坪) |
土佐大津駅 | 61.0万/坪 (26.4年/95.3坪) | 82.7万/坪 (9.8年/34.8坪) | 27.3万/坪 (43.7年/87.7坪) |
布師田駅 | - | 90.5万/坪 (0.5年/39.3坪) | - |
土佐一宮駅 | 102万/坪 (0.5年/87.0坪) | 76.6万/坪 (33.5年/30.3坪) | 56.1万/坪 (32.8年/48.4坪) |
薊野駅 | 46.7万/坪 (34.9年/43.4坪) | 75.4万/坪 (6.2年/71.1坪) | - |
高知駅 | 48.1万/坪 (37.2年/80.3坪) | 50.5万/坪 (29.6年/61.7坪) | 54.9万/坪 (33.0年/67.6坪) |
入明駅 | 107万/坪 (35.2年/62.5坪) | 86.5万/坪 (12.5年/30.8坪) | 43.7万/坪 (35.3年/44.2坪) |
円行寺口駅 | 32.0万/坪 (49.0年/29.5坪) | 63.9万/坪 (25.4年/62.8坪) | 94.5万/坪 (26.0年/95.8坪) |
旭駅 | 32.3万/坪 (38.4年/44.8坪) | 82.2万/坪 (17.1年/38.9坪) | 72.0万/坪 (17.7年/34.2坪) |
高知商業前駅 | 73.5万/坪 (15.5年/48.9坪) | 64.3万/坪 (36.9年/88.7坪) | 46.9万/坪 (25.9年/33.8坪) |
朝倉駅 | 37.8万/坪 (36.0年/42.9坪) | 49.2万/坪 (34.2年/46.7坪) | 34.3万/坪 (30.5年/43.5坪) |
枝川駅 | - | 85.6万/坪 (0.5年/31.8坪) | 15.5万/坪 (43.5年/40.8坪) |
伊野駅 | 58.0万/坪 (15.0年/69.1坪) | 36.4万/坪 (29.2年/71.4坪) | 52.6万/坪 (22.5年/49.5坪) |
波川駅 | - | - | - |
小村神社前駅 | 14.2万/坪 (47.5年/169坪) | - | - |
日下駅 | 56.2万/坪 (0.5年/90.8坪) | - | 17.3万/坪 (42.5年/99.8坪) |
岡花駅 | 10.5万/坪 (38.5年/49.9坪) | - | - |
土佐加茂駅 | - | - | - |
西佐川駅 | 8.4万/坪 (45.5年/133坪) | - | 15.7万/坪 (31.5年/123坪) |
佐川駅 | 12.1万/坪 (58.5年/72.6坪) | - | 13.5万/坪 (38.5年/95.3坪) |
襟野々駅 | - | - | - |
斗賀野駅 | - | 8.3万/坪 (28.5年/203坪) | - |
吾桑駅 | - | - | - |
多ノ郷駅 | 28.3万/坪 (21.5年/42.4坪) | - | - |
大間駅 | 33.9万/坪 (25.5年/78.7坪) | - | - |
須崎駅 | - | 10.1万/坪 (43.5年/163坪) | 3.1万/坪 (54.9年/39.3坪) |
土佐新荘駅 | 45.5万/坪 (24.5年/78.7坪) | - | 41.5万/坪 (18.0年/64.3坪) |
安和駅 | 8.8万/坪 (41.5年/49.9坪) | - | - |
土佐久礼駅 | - | - | 23.5万/坪 (53.5年/47.6坪) |
影野駅 | 2.1万/坪 (62.5年/157坪) | - | - |
六反地駅 | - | - | - |
仁井田駅 | - | 22.0万/坪 (14.5年/90.8坪) | 12.7万/坪 (24.5年/116坪) |
窪川駅 | - | 16.0万/坪 (30.2年/152坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
伊野駅 58.0 万/坪(昨年同期比 +59.4 %)
伊野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.0万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +59.4%( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 29.2年から -48.6 %減)。平均土地面積は 69.1 坪 (昨年 71.4 坪から -3.2 %減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 42.0 坪から -36.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.2 年 → 2023年 15.0 年、-48.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 51.2 分 → 2023年 100.0 分、+95.3 %と大きく増加)
土佐一宮駅 101.7 万/坪(昨年同期比 +32.9 %)
土佐一宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +32.9%( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 33.5年から -98.5 %減)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 30.3 坪から +187.5 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.7 坪から +5.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 33.5 年 → 2023年 0.5 年、-98.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 22.0 分 → 2023年 12.0 分、-45.5 %と大きく減少)
後免駅 18.2 万/坪(昨年同期比 -61.3 %)
後免駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -61.3%( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 30.9年から +24.9 %増)。平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 123.0 坪から +25.4 %増)。平均建物面積は 69.6 坪 (昨年 52.9 坪から +31.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 26.3 分 → 2023年 19.5 分、-25.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.9 年 → 2023年 38.5 年、+24.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
旭駅 32.3 万/坪(昨年同期比 -60.7 %)
旭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.3万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -60.7%( -49.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +14.3%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 17.1年から +124.7 %増)。平均土地面積は 44.8 坪 (昨年 38.9 坪から +15.2 %増)。平均建物面積は 44.8 坪 (昨年 31.3 坪から +43.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.3 分 → 2023年 11.5 分、-43.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.1 年 → 2023年 38.4 年、+124.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 42.9 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示