【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR大湊線 (野辺地駅～大湊駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +1.0％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2022年)に比べて +29.2％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 36.7年から +1.4 ％増)。平均土地面積は 130.3 坪 (昨年 134.2 坪から -2.9 ％減)。平均建物面積は 40.2 坪 (昨年 68.9 坪から -41.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。大湊駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大湊駅で昨年に比べ +5.4 ％、坪単価は 5.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(大湊駅)は +5.4 ％(坪単価 +0.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(野辺地駅)は -79.3 ％(坪単価 -18.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 59.1 ％ → 2023年 46.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -4.5％( -0.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 15 件(１年前(2022年)に比べて +36.4％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野辺地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -79.3％( -18.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR大湊線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 野辺地駅 | 4.7万/坪 (49.0年/106坪) | 22.6万/坪 (34.0年/86.5坪) | 6.0万/坪 (32.3年/88.5坪) |
| 北野辺地駅 | 6.0万/坪 (50.8年/115坪) | - | 6.7万/坪 (38.8年/132坪) |
| 有戸駅 | - | 5.8万/坪 (46.8年/303坪) | 27.2万/坪 (12.8年/299坪) |
| 吹越駅 | 14.4万/坪 (20.8年/191坪) | ||
| 陸奥横浜駅 | 11.5万/坪 (24.8年/156坪) | - | 0.4万/坪 (48.8年/230坪) |
| 有畑駅 | - | - | - |
| 近川駅 | - | - | 3.1万/坪 (43.8年/290坪) |
| 金谷沢駅 | - | - | - |
| 赤川駅 | 107万/坪 (0年/84.7坪) | - | - |
| 下北駅 | 18.4万/坪 (30.8年/139坪) | 19.3万/坪 (30.6年/149坪) | 11.4万/坪 (39.6年/157坪) |
| 大湊駅 | 5.6万/坪 (48.8年/123坪) | 5.3万/坪 (47.8年/119坪) | 13.6万/坪 (49.3年/97.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大湊駅 5.6 万/坪(昨年同期比 +5.4 ％)
大湊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.6万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +5.4％( +0.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 48.8年(昨年 47.8年から +2.1 ％増)。平均土地面積は 123.1 坪 (昨年 119.0 坪から +3.5 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 105.9 坪から -74.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 51.5 分 → 2023年 77.0 分、+49.5 ％と大きく増加)
野辺地駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -79.3 ％)
野辺地駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -79.3％( -18.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 34.0年から +44.2 ％増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 86.5 坪から +22.4 ％増)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 63.8 坪から -37.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 34.0 年 → 2023年 49.0 年、+44.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 60.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示