【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR篠ノ井線 (塩尻駅～篠ノ井駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.3万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +31.6％( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 52 件(１年前(2022年)に比べて -30.7％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 24.3年から +10.0 ％増)。平均土地面積は 101.9 坪 (昨年 105.2 坪から -3.1 ％減)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 56.1 坪から -3.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。塩尻駅、村井駅、松本駅、篠ノ井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは広丘駅で昨年に比べ +125.6 ％、坪単価は 137 万円/坪となった。
上位 2 駅(広丘駅、村井駅)は +99.4 ％(坪単価 +60.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(平田駅、明科駅)は -44.9 ％(坪単価 -23.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 27.4 分 → 2023年 24.3 分、-11.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 24.3 年 → 2023年 26.7 年、+10.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.0 ％ → 2023年 37.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.1 ％ → 2023年 28.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +125.6％( +76.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった明科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -36.3％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR篠ノ井線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 塩尻駅 | 99.2万/坪 (17.0年/77.4坪) | 63.4万/坪 (14.7年/109坪) | 43.3万/坪 (36.5年/184坪) |
| 広丘駅 | 137万/坪 (26.3年/119坪) | 60.6万/坪 (25.3年/112坪) | 61.7万/坪 (24.9年/104坪) |
| 村井駅 | 105万/坪 (10.0年/81.3坪) | 60.6万/坪 (26.2年/81.9坪) | 66.8万/坪 (11.8年/148坪) |
| 平田駅 | 35.5万/坪 (28.0年/84.7坪) | 76.3万/坪 (26.0年/183坪) | 65.6万/坪 (21.9年/99.6坪) |
| 南松本駅 | 52.2万/坪 (27.5年/82.1坪) | 77.9万/坪 (20.6年/89.5坪) | 76.6万/坪 (23.8年/59.0坪) |
| 松本駅 | 75.9万/坪 (27.1年/91.5坪) | 49.8万/坪 (33.1年/55.4坪) | 64.1万/坪 (24.7年/89.6坪) |
| 田沢駅 | 13.3万/坪 (46.5年/84.7坪) | - | - |
| 明科駅 | 11.6万/坪 (53.0年/130坪) | 18.2万/坪 (43.0年/121坪) | 40.5万/坪 (32.0年/140坪) |
| 西条駅 | - | 11.9万/坪 (29.5年/133坪) | 30.5万/坪 (18.0年/96.8坪) |
| 坂北駅 | 3.2万/坪 (72.0年/99.8坪) | - | - |
| 聖高原駅 | - | - | - |
| 冠着駅 | - | - | - |
| 姨捨駅 | - | - | 32.3万/坪 (28.0年/287坪) |
| 稲荷山駅 | 16.8万/坪 (41.3年/192坪) | 14.8万/坪 (35.0年/153坪) | 7.0万/坪 (39.0年/127坪) |
| 篠ノ井駅 | 83.2万/坪 (18.5年/143坪) | 58.0万/坪 (20.2年/95.0坪) | 64.6万/坪 (13.5年/101坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
広丘駅 136.8 万/坪(昨年同期比 +125.6 ％)
広丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 137万円/坪(41.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +125.6％( +76.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 25.3年から +3.9 ％増)。平均土地面積は 118.7 坪 (昨年 112.2 坪から +5.8 ％増)。平均建物面積は 45.0 坪 (昨年 73.7 坪から -38.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 14.8 分、-26.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 36.4 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
村井駅 104.9 万/坪(昨年同期比 +73.1 ％)
村井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +73.1％( +44.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 10.0年(昨年 26.2年から -61.8 ％減)。平均土地面積は 81.3 坪 (昨年 81.9 坪から -0.7 ％減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 34.1 坪から +38.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 26.2 年 → 2023年 10.0 年、-61.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 23.0 分 → 2023年 20.6 分、-10.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 57.1 ％)
平田駅 35.5 万/坪(昨年同期比 -53.5 ％)
平田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.5万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -53.5％( -40.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 26.0年から +7.7 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 183.0 坪から -53.7 ％減)。平均建物面積は 51.9 坪 (昨年 41.6 坪から +24.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 21.8 分、-27.5 ％と大きく減少)
明科駅 11.6 万/坪(昨年同期比 -36.3 ％)
明科駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -36.3％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 53.0年(昨年 43.0年から +23.3 ％増)。平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 121.0 坪から +7.5 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 43.9 坪から +37.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 40.7 分 → 2023年 30.0 分、-26.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 43.0 年 → 2023年 53.0 年、+23.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示