【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR水郡線 (水戸駅～常陸太田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -17.9％( -10.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2023年)に比べて -53.6％( -45件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 21.7年から +1.4 ％増)。平均土地面積は 85.1 坪 (昨年 146.1 坪から -41.7 ％減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 51.8 坪から -8.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。瓜連駅、常陸大宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは中菅谷駅で昨年に比べ +245.7 ％、坪単価は 103 万円/坪となった。
上位 2 駅(中菅谷駅、常陸大宮駅)は +164.8 ％(坪単価 +53.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(山方宿駅、上菅谷駅)は -86.0 ％(坪単価 -35.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.2 ％ → 2024年 2.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 31.2 ％ → 2024年 27.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.1 ％ → 2024年 22.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中菅谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +245.7％( +73.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山方宿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.05万円/坪(0.01万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -99.7％( -18.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR水郡線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 水戸駅 | 49.6万/坪 (22.4年/72.7坪) | 65.4万/坪 (21.2年/121坪) | 56.5万/坪 (19.8年/83.9坪) |
| 常陸青柳駅 | - | - | - |
| 常陸津田駅 | - | - | - |
| 後台駅 | - | 3.1万/坪 (47.5年/182坪) | 56.5万/坪 (36.5年/277坪) |
| 下菅谷駅 | - | 118万/坪 (0.5年/64.3坪) | 49.4万/坪 (14.5年/89.2坪) |
| 中菅谷駅 | 103万/坪 (0.5年/63.5坪) | 29.8万/坪 (27.5年/296坪) | 64.8万/坪 (0.5年/57.5坪) |
| 上菅谷駅 | 19.8万/坪 (30.5年/60.5坪) | 71.6万/坪 (11.7年/141坪) | 95.2万/坪 (0年/72.6坪) |
| 常陸鴻巣駅 | - | 14.7万/坪 (51.5年/303坪) | - |
| 瓜連駅 | 41.8万/坪 (19.5年/99.8坪) | 25.2万/坪 (35.5年/104坪) | 14.5万/坪 (33.2年/93.8坪) |
| 静駅 | - | 13.8万/坪 (18.5年/118坪) | - |
| 常陸大宮駅 | 74.6万/坪 (9.3年/118坪) | 40.6万/坪 (17.3年/148坪) | 44.8万/坪 (19.4年/71.5坪) |
| 玉川村駅 | 0.03万/坪 (0年/151坪) | - | - |
| 野上原駅 | - | - | - |
| 山方宿駅 | 0.05万/坪 (59.5年/248坪) | 18.3万/坪 (0年/454坪) | - |
| 中舟生駅 | - | - | - |
| 下小川駅 | - | - | - |
| 西金駅 | - | 7.4万/坪 (52.5年/148坪) | - |
| 上小川駅 | - | - | - |
| 袋田駅 | - | - | 5.8万/坪 (0年/454坪) |
| 常陸大子駅 | - | 33.1万/坪 (26.5年/393坪) | 10.4万/坪 (31.5年/363坪) |
| 下野宮駅 | - | - | - |
| 南酒出駅 | - | - | - |
| 額田駅 | - | 9.8万/坪 (47.5年/363坪) | 10.5万/坪 (44.5年/230坪) |
| 河合駅 | - | 3.2万/坪 (52.5年/148坪) | - |
| 谷河原駅 | - | - | - |
| 常陸太田駅 | 27.6万/坪 (32.5年/89.2坪) | 38.4万/坪 (25.0年/329坪) | 39.3万/坪 (24.9年/95.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中菅谷駅 102.8 万/坪(昨年同期比 +245.7 ％)
中菅谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +245.7％( +73.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 27.5年から -98.2 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 296.5 坪から -78.6 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 121.0 坪から -66.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.5 年 → 2024年 0.5 年、-98.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.0 分 → 2024年 23.0 分、+21.1 ％と大きく増加)
常陸大宮駅 74.6 万/坪(昨年同期比 +84.0 ％)
常陸大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +84.0％( +34.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 17.3年から -46.6 ％減)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 147.8 坪から -20.2 ％減)。平均建物面積は 91.9 坪 (昨年 31.0 坪から +196.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 17.3 年 → 2024年 9.3 年、-46.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 44.4 分 → 2024年 22.0 分、-50.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 75.0 ％)
山方宿駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -99.7 ％)
山方宿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.05万円/坪(0.01万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -99.7％( -18.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 248.1 坪 (昨年 453.8 坪から -45.3 ％減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 45.4 坪から -53.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 90.0 分 → 2024年 26.0 分、-71.1 ％と大きく減少)
上菅谷駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -72.3 ％)
上菅谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -72.3％( -51.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 11.7年から +161.4 ％増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 141.2 坪から -57.1 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 36.3 坪から -16.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.7 年 → 2024年 30.5 年、+161.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.5 分 → 2024年 25.0 分、+72.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示