【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR水戸線 (小田林駅～友部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.5万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +15.5％( +6.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 59 件(１年前(2022年)に比べて +37.2％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 26.2年から -19.8 ％減)。平均土地面積は 109.0 坪 (昨年 119.0 坪から -8.4 ％減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 39.6 坪から -5.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新治駅、大和駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川島駅で昨年に比べ +600.0 ％、坪単価は 55.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(川島駅、玉戸駅)は +439.7 ％(坪単価 +32.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下館駅、友部駅)は -9.6 ％(坪単価 -5.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 26.2 年 → 2023年 21.0 年、-19.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.2 ％ → 2023年 42.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.5 ％ → 2023年 28.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笠間駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.8万円/坪(19.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +145.6％( +37.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +44.9％( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR水戸線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小田林駅 | 5.3万/坪 (41.0年/49.9坪) | - | 17.1万/坪 (36.0年/215坪) |
| 結城駅 | 53.2万/坪 (19.3年/60.4坪) | 46.2万/坪 (20.9年/108坪) | 60.4万/坪 (15.9年/81.8坪) |
| 東結城駅 | - | - | - |
| 川島駅 | 55.5万/坪 (0年/84.7坪) | 7.9万/坪 (49.0年/81.7坪) | 42.4万/坪 (23.0年/69.1坪) |
| 玉戸駅 | 23.8万/坪 (29.4年/95.8坪) | 6.3万/坪 (49.0年/98.3坪) | 12.0万/坪 (47.4年/109坪) |
| 下館駅 | 47.6万/坪 (5.4年/105坪) | 53.1万/坪 (18.1年/116坪) | 56.8万/坪 (10.9年/88.7坪) |
| 新治駅 | 38.5万/坪 (35.4年/185坪) | 23.6万/坪 (34.5年/71.8坪) | 30.1万/坪 (29.0年/69.9坪) |
| 大和駅 | 13.0万/坪 (43.4年/343坪) | 8.9万/坪 (29.0年/361坪) | 28.3万/坪 (29.0年/454坪) |
| 岩瀬駅 | 32.8万/坪 (37.3年/165坪) | 11.2万/坪 (42.7年/127坪) | 36.5万/坪 (39.5年/309坪) |
| 羽黒駅 | - | - | 9.0万/坪 (43.5年/251坪) |
| 福原駅 | - | - | |
| 稲田駅 | - | - | - |
| 笠間駅 | 62.8万/坪 (1.0年/56.0坪) | 25.6万/坪 (33.4年/171坪) | 56.8万/坪 (0年/71.8坪) |
| 宍戸駅 | - | - | 33.1万/坪 (20.0年/124坪) |
| 友部駅 | 54.0万/坪 (20.4年/107坪) | 59.2万/坪 (20.8年/69.1坪) | 53.5万/坪 (19.8年/94.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川島駅 55.5 万/坪(昨年同期比 +600.0 ％)
川島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +600.0％( +47.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.0年(昨年 49.0年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 81.7 坪から +3.7 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 22.7 坪から +66.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 49.0 年 → 2023年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 26.0 分 → 2023年 8.0 分、-69.2 ％と大きく減少)
玉戸駅 23.8 万/坪(昨年同期比 +279.5 ％)
玉戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +279.5％( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.4年(昨年 49.0年から -40.1 ％減)。平均土地面積は 95.8 坪 (昨年 98.3 坪から -2.6 ％減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 38.6 坪から -19.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 49.0 年 → 2023年 29.4 年、-40.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 18.0 分 → 2023年 23.0 分、+27.8 ％と大きく増加)
下館駅 47.6 万/坪(昨年同期比 -10.4 ％)
下館駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -10.4％( -5.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +11.1％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 5.4年(昨年 18.1年から -69.9 ％減)。平均土地面積は 105.4 坪 (昨年 116.5 坪から -9.5 ％減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 55.6 坪から -36.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 18.1 年 → 2023年 5.4 年、-69.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 44.4 ％ → 2023年 88.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 20.0 分 → 2023年 36.3 分、+81.5 ％と大きく増加)
友部駅 54.0 万/坪(昨年同期比 -8.8 ％)
友部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -8.8％( -5.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2022年)に比べて +85.7％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 20.8年から -2.2 ％減)。平均土地面積は 107.3 坪 (昨年 69.1 坪から +55.1 ％増)。平均建物面積は 37.7 坪 (昨年 31.3 坪から +20.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 23.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 23.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示