【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR男鹿線 (追分駅～男鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +17.0％( +3.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて +21.4％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.6年(昨年 34.2年から +7.0 ％増)。平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 148.9 坪から -26.9 ％減)。平均建物面積は 44.4 坪 (昨年 74.5 坪から -40.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。男鹿駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは男鹿駅で昨年に比べ +77.9 ％、坪単価は 6.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(男鹿駅)は +77.9 ％(坪単価 +2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(船越駅)は -94.1 ％(坪単価 -20.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 63.6 ％ → 2024年 18.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.9 分 → 2024年 20.8 分、+109.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 36.4 ％ → 2024年 56.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった追分駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.7万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +12.8％( +5.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった船越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -94.1％( -20.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR男鹿線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 追分駅 | 44.7万/坪 (18.3年/77.4坪) | 39.6万/坪 (30.8年/140坪) | 38.3万/坪 (30.9年/105坪) |
| 出戸浜駅 | 22.6万/坪 (38.3年/79.7坪) | 26.3万/坪 (23.3年/65.0坪) | 65.4万/坪 (13.8年/77.1坪) |
| 上二田駅 | 7.7万/坪 (49.3年/182坪) | - | 7.3万/坪 (34.3年/92.3坪) |
| 二田駅 | - | - | |
| 天王駅 | - | 5.0万/坪 (51.3年/342坪) | 1.3万/坪 (44.3年/78.7坪) |
| 船越駅 | 1.3万/坪 (51.3年/209坪) | 21.4万/坪 (23.3年/109坪) | - |
| 脇本駅 | 6.6万/坪 (52.3年/118坪) | - | - |
| 羽立駅 | 2.4万/坪 (58.3年/188坪) | - | - |
| 男鹿駅 | 6.0万/坪 (51.8年/114坪) | 3.4万/坪 (57.3年/103坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
男鹿駅 6.0 万/坪(昨年同期比 +77.9 ％)
男鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +77.9％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 51.8年(昨年 57.3年から -9.6 ％減)。平均土地面積は 114.4 坪 (昨年 102.9 坪から +11.3 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 142.2 坪から -76.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 2.5 分 → 2024年 8.7 分、+246.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
船越駅 1.3 万/坪(昨年同期比 -94.1 ％)
船越駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -94.1％( -20.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.3年(昨年 23.3年から +120.4 ％増)。平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 108.9 坪から +91.7 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 36.3 坪から +8.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.3 年 → 2024年 51.3 年、+120.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 16.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示