【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR奥羽本線 (福島駅~庭坂駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.2万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.9%( -18.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 58 件(1年前(2020年)に比べて +65.7%( +23件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 13.5年から +76.9 %増)。平均土地面積は 71.9 坪 (昨年 80.0 坪から -10.2 %減)。平均建物面積は 40.3 坪 (昨年 33.6 坪から +19.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。福島駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは笹木野駅で昨年に比べ -58.8 %、坪単価は 82.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(福島駅)は -20.0 %(坪単価 -16.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(笹木野駅)は -58.8 %(坪単価 -117.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 28.9 分 → 2021年 25.6 分、-11.4 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.6 % → 2021年 17.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.5 年 → 2021年 23.9 年、+76.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 % → 2021年 34.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 47.1 % → 2021年 26.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹木野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.7万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.8%( -117.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.0%( -16.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2020年)に比べて +36.4%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR奥羽本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
福島駅 | 64.3万/坪 (26.4年/73.7坪) | 80.4万/坪 (13.6年/70.4坪) | 58.1万/坪 (25.3年/94.2坪) |
笹木野駅 | 82.7万/坪 (22.6年/55.0坪) | 201万/坪 (11.8年/238坪) | 65.5万/坪 (16.8年/59.7坪) |
庭坂駅 | 86.2万/坪 (8.4年/82.6坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
福島駅 64.3 万/坪(昨年同期比 -20.0 %)
福島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.0%( -16.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2020年)に比べて +36.4%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 13.6年から +94.2 %増)。平均土地面積は 73.7 坪 (昨年 70.4 坪から +4.7 %増)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 34.0 坪から +30.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.6 年 → 2021年 26.4 年、+94.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 38.2 %)
笹木野駅 82.7 万/坪(昨年同期比 -58.8 %)
笹木野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.7万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -58.8%( -117.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 11.8年から +92.4 %増)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 238.2 坪から -76.9 %減)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 26.5 坪から +11.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.5 分 → 2021年 9.2 分、-47.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 11.8 年 → 2021年 22.6 年、+92.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示