【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の阿武隈急行 (福島駅~兜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.7万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +20.3%( +11.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 67 件(1年前(2023年)に比べて -62.4%( -111件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.4年(昨年 29.4年から -27.2 %減)。平均土地面積は 80.4 坪 (昨年 98.0 坪から -18.0 %減)。平均建物面積は 45.1 坪 (昨年 57.0 坪から -20.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。卸町駅、瀬上駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは梁川駅で昨年に比べ +143.6 %、坪単価は 38.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(梁川駅、保原駅)は +132.6 %(坪単価 +36.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高子駅、福島学院前駅)は -47.1 %(坪単価 -23.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.4 年 → 2024年 21.4 年、-27.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 26.1 分 → 2024年 21.6 分、-17.1 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.1 % → 2024年 38.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.5 % → 2024年 21.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 % → 2024年 4.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった保原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.9万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +121.6%( +51.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -72.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.9%( -44.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
阿武隈急行 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
福島駅 | 69.0万/坪 (23.9年/79.2坪) | 64.0万/坪 (26.5年/85.9坪) | 59.0万/坪 (26.3年/94.8坪) |
卸町駅 | 67.2万/坪 (12.7年/85.0坪) | 42.9万/坪 (29.3年/150坪) | 43.2万/坪 (26.1年/124坪) |
福島学院前駅 | 52.7万/坪 (1.0年/90.8坪) | 55.7万/坪 (31.7年/78.8坪) | 62.5万/坪 (24.3年/78.4坪) |
瀬上駅 | 66.8万/坪 (14.2年/58.5坪) | 51.5万/坪 (33.7年/107坪) | 79.9万/坪 (34.5年/183坪) |
向瀬上駅 | - | - | - |
高子駅 | 5.5万/坪 (53.2年/69.6坪) | 49.9万/坪 (31.1年/74.8坪) | 104万/坪 (8.2年/93.3坪) |
上保原駅 | 56.2万/坪 (2.0年/66.6坪) | 25.8万/坪 (23.3年/136坪) | 86.0万/坪 (0.8年/66.6坪) |
保原駅 | 92.9万/坪 (0.25年/54.5坪) | 41.9万/坪 (33.6年/130坪) | 58.7万/坪 (18.0年/74.5坪) |
大泉駅 | 63.9万/坪 (20.0年/152坪) | - | 27.1万/坪 (37.8年/101坪) |
二井田駅 | - | - | 3.8万/坪 (40.8年/103坪) |
新田駅 | 66.1万/坪 (24.0年/99.8坪) | - | 11.2万/坪 (36.9年/195坪) |
梁川駅 | 38.1万/坪 (16.3年/90.0坪) | 15.6万/坪 (45.9年/134坪) | 45.1万/坪 (8.0年/102坪) |
やながわ希望の森公園前駅 | - | 6.0万/坪 (55.3年/45.4坪) | 50.7万/坪 (15.8年/56.0坪) |
富野駅 | - | - | - |
兜駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
梁川駅 38.1 万/坪(昨年同期比 +143.6 %)
梁川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +143.6%( +22.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -81.8%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 45.9年から -64.6 %減)。平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 134.2 坪から -32.9 %減)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 47.6 坪から +9.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 45.9 年 → 2024年 16.3 年、-64.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.6 分 → 2024年 15.5 分、-41.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 44.4 % → 2024年 50.0 %)
保原駅 92.9 万/坪(昨年同期比 +121.6 %)
保原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.9万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +121.6%( +51.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -72.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 33.6年から -99.3 %減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 129.7 坪から -58.0 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 43.7 坪から -27.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.6 年 → 2024年 0.3 年、-99.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.1 分 → 2024年 10.0 分、-61.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 100.0 %)
高子駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -88.9 %)
高子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -88.9%( -44.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 53.2年(昨年 31.1年から +70.8 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 74.8 坪から -6.9 %減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 37.8 坪から -30.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.1 年 → 2024年 53.2 年、+70.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.6 分 → 2024年 11.5 分、+106.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 100.0 %)
福島学院前駅 52.7 万/坪(昨年同期比 -5.3 %)
福島学院前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.7万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.3%( -2.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 31.7年から -96.8 %減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 78.8 坪から +15.2 %増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 39.3 坪から +17.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.7 年 → 2024年 1.0 年、-96.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.1 分 → 2024年 17.5 分、-33.0 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示