【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR篠栗線 (桂川駅～吉塚駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1.1％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2023年)に比べて -62.2％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 20.5年から -25.5 ％減)。平均土地面積は 79.3 坪 (昨年 96.6 坪から -17.9 ％減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 56.0 坪から -32.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。原町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは原町駅で昨年に比べ +62.7 ％、坪単価は 150 万円/坪となった。
上位 2 駅(原町駅、篠栗駅)は +35.0 ％(坪単価 +32.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(桂川駅、長者原駅)は -53.6 ％(坪単価 -26.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 20.5 年 → 2024年 15.3 年、-25.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.0 ％ → 2024年 46.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.8 ％ → 2024年 15.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 7.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +62.7％( +57.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった桂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -84.0％( -30.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR篠栗線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桂川駅 | 5.7万/坪 (41.5年/145坪) | 35.7万/坪 (19.0年/102坪) | 30.1万/坪 (30.7年/116坪) |
| 筑前大分駅 | - | 56.3万/坪 (12.0年/98.3坪) | 36.4万/坪 (27.5年/393坪) |
| 九郎原駅 | - | - | - |
| 城戸南蔵院前駅 | - | - | - |
| 筑前山手駅 | 51.2万/坪 (34.5年/333坪) | - | - |
| 篠栗駅 | 110万/坪 (2.5年/46.9坪) | 103万/坪 (16.7年/74.9坪) | 92.8万/坪 (16.0年/82.5坪) |
| 門松駅 | 63.0万/坪 (31.5年/93.8坪) | 77.4万/坪 (-0.50年/60.9坪) | 79.5万/坪 (17.1年/77.0坪) |
| 長者原駅 | 74.0万/坪 (53.5年/77.1坪) | 96.4万/坪 (33.5年/80.2坪) | 64.4万/坪 (34.5年/136坪) |
| 原町駅 | 150万/坪 (7.5年/49.9坪) | 92.4万/坪 (22.0年/74.1坪) | 76.8万/坪 (24.5年/90.8坪) |
| 柚須駅 | 111万/坪 (0.5年/41.6坪) | 113万/坪 (25.0年/188坪) | - |
| 吉塚駅 | 112万/坪 (16.5年/46.9坪) | 120万/坪 (30.3年/134坪) | 71.6万/坪 (35.9年/38.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
原町駅 150.3 万/坪(昨年同期比 +62.7 ％)
原町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +62.7％( +57.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.5年(昨年 22.0年から -65.9 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 74.1 坪から -32.7 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 45.4 坪から -26.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.0 年 → 2024年 7.5 年、-65.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.5 分 → 2024年 10.0 分、+185.7 ％と大きく増加)
篠栗駅 110.4 万/坪(昨年同期比 +7.3 ％)
篠栗駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +7.3％( +7.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -64.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 2.5年(昨年 16.7年から -85.0 ％減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 74.9 坪から -37.4 ％減)。平均建物面積は 31.2 坪 (昨年 31.5 坪から -1.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 16.7 年 → 2024年 2.5 年、-85.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 80.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 17.2 分 → 2024年 20.0 分、+16.1 ％と増加)
桂川駅 5.7 万/坪(昨年同期比 -84.0 ％)
桂川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -84.0％( -30.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.5年(昨年 19.0年から +118.4 ％増)。平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 102.5 坪から +41.7 ％増)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 52.9 坪から +5.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 47.8 分 → 2024年 30.0 分、-37.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.0 年 → 2024年 41.5 年、+118.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
長者原駅 74.0 万/坪(昨年同期比 -23.2 ％)
長者原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.0万円/坪(22.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -23.2％( -22.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 53.5年(昨年 33.5年から +59.7 ％増)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 80.2 坪から -3.8 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 36.3 坪から +4.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.0 分 → 2024年 10.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 33.5 年 → 2024年 53.5 年、+59.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示