【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の西鉄貝塚線 (貝塚駅～西鉄新宮駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -4.6％( -4.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 151 件(１年前(2020年)に比べて +48.0％( +49件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 12.3年から -3.5 ％減)。平均土地面積は 72.8 坪 (昨年 70.9 坪から +2.7 ％増)。平均建物面積は 46.2 坪 (昨年 46.6 坪から -1.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。西鉄新宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは貝塚駅で昨年に比べ +133.3 ％、坪単価は 150 万円/坪となった。
上位 2 駅(貝塚駅、西鉄新宮駅)は +77.8 ％(坪単価 +51.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(香椎宮前駅、唐の原駅)は -55.0 ％(坪単価 -117.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.7 ％ → 2021年 21.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 22.4 ％ → 2021年 17.8 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 58.2 ％ → 2021年 49.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.1 ％ → 2021年 8.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった貝塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +133.3％( +85.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった唐の原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.9万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -43.5％( -50.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 西鉄貝塚線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 貝塚駅 | 150万/坪 (26.3年/259坪) | 64.3万/坪 (23.9年/216坪) | 98.2万/坪 (17.5年/48.4坪) |
| 名島駅 | 113万/坪 (10.0年/65.0坪) | 110万/坪 (6.8年/50.7坪) | 108万/坪 (13.5年/56.7坪) |
| 西鉄千早駅 | 106万/坪 (45.5年/133坪) | 149万/坪 (0.25年/52.9坪) | 117万/坪 (0.8年/36.3坪) |
| 香椎宮前駅 | 92.9万/坪 (16.6年/64.0坪) | 277万/坪 (21.4年/89.2坪) | 75.7万/坪 (18.7年/52.1坪) |
| 西鉄香椎駅 | 80.5万/坪 (22.7年/114坪) | 103万/坪 (33.0年/63.5坪) | 87.7万/坪 (48.9年/72.6坪) |
| 香椎花園前駅 | 108万/坪 (9.9年/57.9坪) | 90.5万/坪 (13.0年/88.6坪) | 98.9万/坪 (22.1年/60.9坪) |
| 唐の原駅 | 65.9万/坪 (25.5年/72.0坪) | 117万/坪 (11.0年/58.5坪) | 104万/坪 (6.4年/88.6坪) |
| 和白駅 | 92.3万/坪 (10.7年/56.6坪) | 83.5万/坪 (13.4年/78.6坪) | 66.3万/坪 (28.7年/140坪) |
| 三苫駅 | 102万/坪 (6.6年/57.0坪) | 98.6万/坪 (9.9年/61.1坪) | 94.6万/坪 (9.4年/58.8坪) |
| 西鉄新宮駅 | 90.6万/坪 (13.6年/77.8坪) | 74.1万/坪 (22.9年/73.3坪) | 59.4万/坪 (26.2年/78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
貝塚駅 149.9 万/坪(昨年同期比 +133.3 ％)
貝塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +133.3％( +85.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 23.9年から +10.3 ％増)。平均土地面積は 258.9 坪 (昨年 216.3 坪から +19.7 ％増)。平均建物面積は 108.0 坪 (昨年 206.2 坪から -47.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 23.9 年 → 2021年 26.3 年、+10.3 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 16.7 ％)
西鉄新宮駅 90.6 万/坪(昨年同期比 +22.2 ％)
西鉄新宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.6万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +22.2％( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2020年)に比べて +109.1％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.6年(昨年 22.9年から -40.3 ％減)。平均土地面積は 77.8 坪 (昨年 73.3 坪から +6.2 ％増)。平均建物面積は 43.6 坪 (昨年 45.4 坪から -3.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.9 年 → 2021年 13.6 年、-40.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.2 ％ → 2021年 26.1 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 21.7 ％)
香椎宮前駅 92.9 万/坪(昨年同期比 -66.5 ％)
香椎宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.9万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -66.5％( -184.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 21.4年から -22.6 ％減)。平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 89.2 坪から -28.2 ％減)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 32.1 坪から +50.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 21.4 年 → 2021年 16.6 年、-22.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.2 分 → 2021年 14.7 分、+103.7 ％と大きく増加)
唐の原駅 65.9 万/坪(昨年同期比 -43.5 ％)
唐の原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.9万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -43.5％( -50.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 11.0年から +131.8 ％増)。平均土地面積は 72.0 坪 (昨年 58.5 坪から +23.0 ％増)。平均建物面積は 76.3 坪 (昨年 44.6 坪から +70.9 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 11.0 年 → 2021年 25.5 年、+131.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示