【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の熊本電鉄菊池線 (上熊本駅~御代志駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.7万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -7.4%( -4.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 67 件(1年前(2022年)に比べて +34.0%( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 28.2年から +1.2 %増)。平均土地面積は 87.5 坪 (昨年 114.4 坪から -23.5 %減)。平均建物面積は 55.5 坪 (昨年 38.7 坪から +43.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。上熊本駅、須屋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは池田駅で昨年に比べ +214.1 %、坪単価は 69.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(池田駅、亀井駅)は +162.6 %(坪単価 +36.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(堀川駅、黒石駅)は -55.3 %(坪単価 -69.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.2 % → 2023年 6.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.6 % → 2023年 30.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 27.5 分 → 2023年 37.6 分、+36.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.9 % → 2023年 34.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 26.7 % → 2023年 14.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった須屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.1万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +50.5%( +25.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった堀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -75.3%( -114.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
熊本電鉄菊池線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上熊本駅 | 63.9万/坪 (34.9年/66.8坪) | 46.4万/坪 (33.1年/134坪) | 72.7万/坪 (16.7年/80.6坪) |
韓々坂駅 | - | - | 98.1万/坪 (11.5年/106坪) |
池田駅 | 69.9万/坪 (12.2年/198坪) | 22.3万/坪 (49.5年/92.3坪) | 7.3万/坪 (46.5年/115坪) |
打越駅 | - | - | - |
坪井川公園駅 | - | - | - |
北熊本駅 | - | 14.5万/坪 (55.5年/65.8坪) | - |
亀井駅 | 48.8万/坪 (62.5年/101坪) | 23.1万/坪 (40.0年/88.5坪) | 93.2万/坪 (1.5年/59.0坪) |
八景水谷駅 | 78.7万/坪 (11.8年/64.0坪) | - | - |
堀川駅 | 37.7万/坪 (41.9年/81.4坪) | 152万/坪 (0.8年/63.0坪) | 56.2万/坪 (33.5年/148坪) |
新須屋駅 | - | 40.0万/坪 (39.9年/79.7坪) | 52.8万/坪 (37.2年/58.6坪) |
須屋駅 | 76.1万/坪 (27.9年/122坪) | 50.6万/坪 (36.0年/98.3坪) | 45.1万/坪 (31.5年/90.8坪) |
三ツ石駅 | 39.2万/坪 (36.7年/61.3坪) | 54.7万/坪 (30.2年/63.0坪) | 40.2万/坪 (39.7年/92.3坪) |
黒石駅 | 44.1万/坪 (25.5年/56.7坪) | 68.2万/坪 (27.4年/73.9坪) | - |
熊本高専前駅 | 56.3万/坪 (38.5年/65.8坪) | - | - |
再春医療センター前駅 | - | - | - |
御代志駅 | 56.1万/坪 (19.1年/96.7坪) | 77.0万/坪 (17.2年/170坪) | 62.6万/坪 (21.1年/92.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
池田駅 69.9 万/坪(昨年同期比 +214.1 %)
池田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.9万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +214.1%( +47.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.2年(昨年 49.5年から -75.4 %減)。平均土地面積は 197.6 坪 (昨年 92.3 坪から +114.2 %増)。平均建物面積は 102.3 坪 (昨年 28.7 坪から +256.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 49.5 年 → 2023年 12.2 年、-75.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.0 分 → 2023年 17.7 分、-29.3 %と大きく減少)
亀井駅 48.8 万/坪(昨年同期比 +111.2 %)
亀井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +111.2%( +25.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 62.5年(昨年 40.0年から +56.2 %増)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 88.5 坪から +14.5 %増)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 46.9 坪から -58.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 22.5 分 → 2023年 10.0 分、-55.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 40.0 年 → 2023年 62.5 年、+56.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)
堀川駅 37.7 万/坪(昨年同期比 -75.3 %)
堀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -75.3%( -114.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.9年(昨年 0.8年から +4907.1 %増)。平均土地面積は 81.4 坪 (昨年 63.0 坪から +29.2 %増)。平均建物面積は 46.6 坪 (昨年 28.2 坪から +65.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 0.8 年 → 2023年 41.9 年、+4907.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.0 分 → 2023年 11.2 分、+24.1 %と大きく増加)
黒石駅 44.1 万/坪(昨年同期比 -35.4 %)
黒石駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -35.4%( -24.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 27.4年から -6.8 %減)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 73.9 坪から -23.3 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 34.2 坪から -20.4 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 19.1 分 → 2023年 24.5 分、+28.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示