【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の東北新幹線 (小山駅～那須塩原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.2万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +3.5％( +2.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 279 件(１年前(2023年)に比べて -29.9％( -119件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 20.0年から -5.9 ％減)。平均土地面積は 82.9 坪 (昨年 85.5 坪から -3.0 ％減)。平均建物面積は 50.0 坪 (昨年 51.1 坪から -2.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。宇都宮駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは宇都宮駅で昨年に比べ -4.0 ％、坪単価は 69.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(那須塩原駅)は +108.1 ％(坪単価 +46.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(宇都宮駅)は -4.0 ％(坪単価 -2.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 38.6 分 → 2024年 34.6 分、-10.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.8 ％ → 2024年 2.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.6 ％ → 2024年 11.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.9 ％ → 2024年 38.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 ％ → 2024年 2.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった那須塩原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +108.1％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて +9.5％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宇都宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.5万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.0％( -2.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 135 件(１年前(2023年)に比べて -33.8％( -69件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小山駅 | 70.0万/坪 (18.9年/84.9坪) | 67.8万/坪 (19.8年/88.8坪) | 68.1万/坪 (15.9年/86.4坪) |
| 宇都宮駅 | 69.5万/坪 (20.2年/73.9坪) | 72.5万/坪 (19.9年/79.7坪) | 71.9万/坪 (20.3年/100坪) |
| 那須塩原駅 | 89.8万/坪 (9.9年/129坪) | 43.2万/坪 (23.0年/116坪) | 47.5万/坪 (23.1年/130坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
那須塩原駅 89.8 万/坪(昨年同期比 +108.1 ％)
那須塩原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +108.1％( +46.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて +9.5％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 9.9年(昨年 23.0年から -56.8 ％減)。平均土地面積は 129.4 坪 (昨年 116.3 坪から +11.3 ％増)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 50.4 坪から -26.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.0 年 → 2024年 9.9 年、-56.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 55.2 分 → 2024年 41.7 分、-24.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.8 ％ → 2024年 65.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.1 ％ → 2024年 30.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 4.3 ％)
宇都宮駅 69.5 万/坪(昨年同期比 -4.0 ％)
宇都宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.5万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -4.0％( -2.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 135 件(１年前(2023年)に比べて -33.8％( -69件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.2年(昨年 19.9年から +1.7 ％増)。平均土地面積は 73.9 坪 (昨年 79.7 坪から -7.3 ％減)。平均建物面積は 51.5 坪 (昨年 52.6 坪から -2.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 45.7 分 → 2024年 36.8 分、-19.3 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.5 ％ → 2024年 11.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.1 ％ → 2024年 2.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.2 ％ → 2024年 40.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 36.9 ％ → 2024年 29.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示