【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の真岡鐵道 (久下田駅～茂木駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.1％( -10.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 44 件(１年前(2023年)に比べて -51.1％( -46件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 20.6年から +20.1 ％増)。平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 92.8 坪から +45.1 ％増)。平均建物面積は 64.1 坪 (昨年 43.6 坪から +46.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。北真岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北真岡駅で昨年に比べ +50.2 ％、坪単価は 97.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(北真岡駅、真岡駅)は +15.5 ％(坪単価 +10.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北山駅、市塙駅)は -75.1 ％(坪単価 -26.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 ％ → 2024年 4.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.4 ％ → 2024年 4.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.6 年 → 2024年 24.8 年、+20.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.4 ％ → 2024年 40.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 39.3 ％ → 2024年 19.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北真岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.6万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +50.2％( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった茂木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -48.6％( -3.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 真岡鐵道 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 久下田駅 | 33.2万/坪 (30.5年/83.2坪) | 50.2万/坪 (13.3年/86.4坪) | 53.1万/坪 (23.9年/88.2坪) |
| 寺内駅 | 15.4万/坪 (27.6年/290坪) | 41.9万/坪 (26.9年/95.8坪) | 25.6万/坪 (27.5年/275坪) |
| 真岡駅 | 47.5万/坪 (20.1年/117坪) | 58.8万/坪 (13.4年/79.3坪) | 56.1万/坪 (15.2年/79.5坪) |
| 北真岡駅 | 97.6万/坪 (1.0年/63.5坪) | 65.0万/坪 (15.3年/89.8坪) | 55.5万/坪 (18.7年/74.4坪) |
| 西田井駅 | - | 2.5万/坪 (40.3年/106坪) | - |
| 北山駅 | 6.8万/坪 (0年/233坪) | 35.8万/坪 (31.8年/69.6坪) | - |
| 益子駅 | 13.9万/坪 (44.4年/161坪) | 39.5万/坪 (34.3年/216坪) | 15.6万/坪 (33.0年/155坪) |
| 七井駅 | 15.4万/坪 (35.3年/182坪) | 34.8万/坪 (34.8年/74.1坪) | - |
| 多田羅駅 | 21.6万/坪 (14.5年/233坪) | 45.8万/坪 (31.6年/139坪) | 46.7万/坪 (17.3年/76.8坪) |
| 市塙駅 | 10.5万/坪 (44.8年/454坪) | 34.1万/坪 (26.8年/99.0坪) | 30.8万/坪 (17.3年/87.7坪) |
| 笹原田駅 | - | - | - |
| 天矢場駅 | - | - | 4.1万/坪 (38.0年/72.6坪) |
| 茂木駅 | 3.8万/坪 (27.3年/163坪) | 7.4万/坪 (43.8年/63.5坪) | 28.1万/坪 (45.3年/126坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北真岡駅 97.6 万/坪(昨年同期比 +50.2 ％)
北真岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.6万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +50.2％( +32.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 15.3年から -93.4 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 89.8 坪から -29.3 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 38.8 坪から -18.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 15.3 年 → 2024年 1.0 年、-93.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.2 分 → 2024年 11.0 分、-10.2 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
真岡駅 47.5 万/坪(昨年同期比 -19.2 ％)
真岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.5万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -19.2％( -11.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -35.0％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 13.4年から +50.1 ％増)。平均土地面積は 117.5 坪 (昨年 79.3 坪から +48.1 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 44.8 坪から +2.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 ％ → 2024年 8.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.3 ％ → 2024年 8.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.4 年 → 2024年 20.1 年、+50.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.1 ％ → 2024年 32.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 55.3 ％ → 2024年 24.0 ％)
北山駅 6.8 万/坪(昨年同期比 -81.1 ％)
北山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -81.1％( -29.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 232.9 坪 (昨年 69.6 坪から +234.8 ％増)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 36.3 坪から +58.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 6.0 分、-80.0 ％と大きく減少)
市塙駅 10.5 万/坪(昨年同期比 -69.2 ％)
市塙駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.5万円/坪(3.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -69.2％( -23.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -81.8％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.8年(昨年 26.8年から +66.9 ％増)。平均土地面積は 453.8 坪 (昨年 99.0 坪から +358.5 ％増)。平均建物面積は 115.7 坪 (昨年 66.2 坪から +74.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.8 年 → 2024年 44.8 年、+66.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 33.5 分 → 2024年 39.5 分、+18.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示