【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の西武有楽町線 (練馬駅~小竹向原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 315万円/坪(95.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +67.7%( +127.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2020年)に比べて -34.8%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.0年(昨年 17.2年から -29.9 %減)。平均土地面積は 33.7 坪 (昨年 29.8 坪から +13.1 %増)。平均建物面積は 34.5 坪 (昨年 31.0 坪から +11.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。練馬駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは小竹向原駅で昨年に比べ +119.6 %、坪単価は 301 万円/坪となった。
上位 1 駅(小竹向原駅)は +119.6 %(坪単価 +163.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新桜台駅)は +7.3 %(坪単価 +16.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 17.2 年 → 2021年 12.0 年、-29.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.7 % → 2021年 13.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.7 % → 2021年 13.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.7 分 → 2021年 15.9 分、+49.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.7 % → 2021年 26.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 34.8 % → 2021年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった練馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 351万円/坪(106万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +72.6%( +147.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて -38.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 239万円/坪(72.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +7.3%( +16.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
西武有楽町線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
練馬駅 | 351万/坪 (14.9年/34.0坪) | 203万/坪 (16.2年/33.7坪) | 187万/坪 (11.5年/26.5坪) |
新桜台駅 | 239万/坪 (19.8年/23.2坪) | 223万/坪 (12.8年/28.7坪) | 172万/坪 (26.1年/38.8坪) |
小竹向原駅 | 301万/坪 (0.5年/40.8坪) | 137万/坪 (20.8年/22.9坪) | 186万/坪 (12.1年/22.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小竹向原駅 300.7 万/坪(昨年同期比 +119.6 %)
小竹向原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 301万円/坪(91.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +119.6%( +163.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 20.8年から -97.6 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 22.9 坪から +78.3 %増)。平均建物面積は 56.7 坪 (昨年 27.0 坪から +110.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.8 年 → 2021年 0.5 年、-97.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 75.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.4 分 → 2021年 34.0 分、+197.5 %と大きく増加)
新桜台駅 239.0 万/坪(昨年同期比 +7.3 %)
新桜台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 239万円/坪(72.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +7.3%( +16.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 19.8年(昨年 12.8年から +54.9 %増)。平均土地面積は 23.2 坪 (昨年 28.7 坪から -19.3 %減)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 30.3 坪から -11.7 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.8 年 → 2021年 19.8 年、+54.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.7 分 → 2021年 5.3 分、+45.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示