【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の名鉄西尾線 (新安城駅～吉良吉田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +6.8％( +5.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 85 件(１年前(2022年)に比べて +41.7％( +25件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.5年(昨年 10.2年から +22.0 ％増)。平均土地面積は 90.6 坪 (昨年 74.2 坪から +22.2 ％増)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 41.7 坪から +28.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。桜井駅、米津駅、西尾口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは米津駅で昨年に比べ +58.8 ％、坪単価は 86.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(米津駅、桜井駅)は +41.3 ％(坪単価 +26.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(上横須賀駅、南安城駅)は -17.8 ％(坪単価 -19.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 22.9 分 → 2023年 20.3 分、-11.4 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 10.2 年 → 2023年 12.5 年、+22.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.7 ％ → 2023年 18.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 54.9 ％ → 2023年 49.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -13.7％( -25.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -22.0％( -14.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄西尾線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新安城駅 | 121万/坪 (10.0年/105坪) | 120万/坪 (12.5年/52.9坪) | 102万/坪 (9.0年/70.1坪) |
| 北安城駅 | 99.2万/坪 (8.5年/41.6坪) | - | 75.2万/坪 (29.5年/121坪) |
| 南安城駅 | 161万/坪 (0.17年/33.3坪) | 186万/坪 (0.8年/129坪) | 133万/坪 (0.5年/35.0坪) |
| 碧海古井駅 | 116万/坪 (0.5年/48.4坪) | 107万/坪 (0.5年/39.3坪) | 89.4万/坪 (18.5年/51.9坪) |
| 堀内公園駅 | 93.8万/坪 (20.2年/78.7坪) | - | 77.7万/坪 (4.5年/88.7坪) |
| 桜井駅 | 107万/坪 (8.0年/52.4坪) | 86.7万/坪 (6.2年/124坪) | 106万/坪 (5.5年/43.4坪) |
| 南桜井駅 | - | - | - |
| 米津駅 | 86.7万/坪 (20.0年/52.2坪) | 54.6万/坪 (27.0年/77.1坪) | 116万/坪 (1.5年/75.6坪) |
| 桜町前駅 | 82.1万/坪 (4.5年/44.6坪) | 81.0万/坪 (12.2年/45.9坪) | 61.3万/坪 (27.5年/112坪) |
| 西尾口駅 | 97.5万/坪 (24.6年/162坪) | 80.1万/坪 (1.5年/53.7坪) | 108万/坪 (10.5年/70.7坪) |
| 西尾駅 | 91.1万/坪 (12.1年/94.9坪) | 79.0万/坪 (8.1年/47.7坪) | 90.3万/坪 (4.9年/45.9坪) |
| 福地駅 | 69.4万/坪 (13.2年/69.7坪) | 77.1万/坪 (11.3年/87.3坪) | 43.5万/坪 (24.5年/80.5坪) |
| 上横須賀駅 | 50.0万/坪 (15.8年/165坪) | 64.1万/坪 (8.2年/76.1坪) | 97.6万/坪 (1.5年/66.6坪) |
| 吉良吉田駅 | 59.1万/坪 (7.3年/51.4坪) | 55.1万/坪 (13.9年/83.6坪) | 69.7万/坪 (8.1年/65.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
米津駅 86.7 万/坪(昨年同期比 +58.8 ％)
米津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.7万円/坪(26.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +58.8％( +32.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 20.0年(昨年 27.0年から -25.9 ％減)。平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 77.1 坪から -32.4 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 63.5 坪から -52.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 27.0 年 → 2023年 20.0 年、-25.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 45.0 分 → 2023年 17.5 分、-61.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
桜井駅 107.3 万/坪(昨年同期比 +23.8 ％)
桜井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +23.8％( +20.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.0年(昨年 6.2年から +29.7 ％増)。平均土地面積は 52.4 坪 (昨年 124.0 坪から -57.7 ％減)。平均建物面積は 32.8 坪 (昨年 38.3 坪から -14.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.7 分 → 2023年 12.3 分、-21.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 6.2 年 → 2023年 8.0 年、+29.7 ％と大きく増加)
上横須賀駅 50.0 万/坪(昨年同期比 -22.0 ％)
上横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -22.0％( -14.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 8.2年から +93.9 ％増)。平均土地面積は 164.9 坪 (昨年 76.1 坪から +116.6 ％増)。平均建物面積は 56.7 坪 (昨年 33.8 坪から +67.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 22.3 分 → 2023年 19.5 分、-12.7 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 8.2 年 → 2023年 15.8 年、+93.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 66.7 ％)
南安城駅 160.6 万/坪(昨年同期比 -13.7 ％)
南安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -13.7％( -25.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.2年(昨年 0.8年から -79.7 ％減)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 128.9 坪から -74.2 ％減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 38.6 坪から -16.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 0.8 年 → 2023年 0.2 年、-79.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.2 分 → 2023年 15.3 分、+25.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示