【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の東海交通事業城北線 (枇杷島駅~勝川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.0万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -16.3%( -17.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 38 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.5年(昨年 6.4年から +94.1 %増)。平均土地面積は 42.7 坪 (昨年 48.4 坪から -11.7 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 38.1 坪から -4.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全ての駅において下落した。勝川駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは枇杷島駅で昨年に比べ -45.0 %、坪単価は 78.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(勝川駅)は -5.9 %(坪単価 -6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(枇杷島駅)は -45.0 %(坪単価 -63.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 % → 2024年 2.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 6.4 年 → 2024年 12.5 年、+94.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.8 % → 2024年 20.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 67.6 % → 2024年 54.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった勝川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.9%( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった枇杷島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.2万円/坪(23.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -45.0%( -63.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
東海交通事業城北線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
枇杷島駅 | 78.2万/坪 (28.4年/85.2坪) | 142万/坪 (0年/36.3坪) | 29.8万/坪 (27.7年/47.4坪) |
尾張星の宮駅 | 76.0万/坪 (1.0年/42.4坪) | - | 52.9万/坪 (19.0年/33.3坪) |
小田井駅 | 81.1万/坪 (22.0年/33.3坪) | - | - |
比良駅 | 88.7万/坪 (1.0年/38.3坪) | 104万/坪 (3.6年/38.1坪) | 74.4万/坪 (26.0年/50.7坪) |
味美駅 | 80.3万/坪 (14.1年/38.2坪) | 95.9万/坪 (7.4年/47.0坪) | 84.3万/坪 (15.4年/38.5坪) |
勝川駅 | 103万/坪 (9.2年/40.8坪) | 110万/坪 (6.9年/53.0坪) | 97.1万/坪 (10.1年/51.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
勝川駅 103.4 万/坪(昨年同期比 -5.9 %)
勝川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.9%( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.2年(昨年 6.9年から +33.3 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 53.0 坪から -23.0 %減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 44.2 坪から -25.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 9.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 6.9 年 → 2024年 9.2 年、+33.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 17.6 分 → 2024年 21.7 分、+23.2 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 72.2 % → 2024年 54.5 %)
枇杷島駅 78.2 万/坪(昨年同期比 -45.0 %)
枇杷島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.2万円/坪(23.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -45.0%( -63.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 85.2 坪 (昨年 36.3 坪から +134.7 %増)。平均建物面積は 88.2 坪 (昨年 30.3 坪から +191.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 15.0 分、+200.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示