【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の伊予鉄城南線 (道後温泉駅～南堀端駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.3万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +23.1％( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(１年前(2023年)に比べて -34.7％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 32.1年から -17.9 ％減)。平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 71.0 坪から -12.2 ％減)。平均建物面積は 56.4 坪 (昨年 63.3 坪から -11.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。勝山町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上一万駅で昨年に比べ +251.7 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(上一万駅、勝山町駅)は +157.8 ％(坪単価 +48.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大街道駅、南町駅)は -29.5 ％(坪単価 -26.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 32.1 年 → 2024年 26.4 年、-17.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.7 ％ → 2024年 24.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.3 ％ → 2024年 25.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 2.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった上一万駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +251.7％( +72.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった道後温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +8.9％( +4.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -52.4％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 伊予鉄城南線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 道後温泉駅 | 55.9万/坪 (21.7年/59.3坪) | 51.3万/坪 (30.6年/70.3坪) | 52.2万/坪 (24.6年/57.7坪) |
| 道後公園駅 | 82.5万/坪 (25.4年/66.7坪) | 72.2万/坪 (26.7年/92.9坪) | 86.3万/坪 (16.8年/50.3坪) |
| 南町駅 | 64.3万/坪 (20.8年/47.6坪) | 82.8万/坪 (16.8年/56.6坪) | 70.7万/坪 (25.2年/39.3坪) |
| 上一万駅 | 101万/坪 (33.0年/110坪) | 28.6万/坪 (50.4年/62.0坪) | 47.8万/坪 (24.6年/57.7坪) |
| 警察署前駅 | 90.2万/坪 (17.4年/46.9坪) | 76.0万/坪 (34.0年/52.2坪) | 212万/坪 (27.0年/118坪) |
| 勝山町駅 | 65.2万/坪 (32.1年/38.1坪) | 39.8万/坪 (37.8年/44.3坪) | 42.2万/坪 (36.2年/59.6坪) |
| 大街道駅 | 58.7万/坪 (34.1年/39.3坪) | 92.7万/坪 (43.8年/45.0坪) | 45.7万/坪 (44.8年/79.0坪) |
| 県庁前駅 | - | 52.2万/坪 (40.8年/60.5坪) | - |
| 市役所前駅 | - | - | - |
| 南堀端駅 | - | - | 3,967万/坪 (59.5年/118坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上一万駅 100.6 万/坪(昨年同期比 +251.7 ％)
上一万駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +251.7％( +72.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 50.4年から -34.5 ％減)。平均土地面積は 109.5 坪 (昨年 62.0 坪から +76.6 ％増)。平均建物面積は 79.8 坪 (昨年 49.9 坪から +59.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 50.4 年 → 2024年 33.0 年、-34.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.0 分 → 2024年 17.0 分、+54.5 ％と大きく増加)
勝山町駅 65.2 万/坪(昨年同期比 +64.0 ％)
勝山町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.2万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +64.0％( +25.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -64.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 37.8年から -15.1 ％減)。平均土地面積は 38.1 坪 (昨年 44.3 坪から -14.1 ％減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 69.2 坪から -19.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 37.8 年 → 2024年 32.1 年、-15.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.5 分 → 2024年 10.7 分、-14.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.2 ％ → 2024年 50.0 ％)
大街道駅 58.7 万/坪(昨年同期比 -36.7 ％)
大街道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.7万円/坪(17.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -36.7％( -34.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.1年(昨年 43.8年から -22.1 ％減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 45.0 坪から -12.6 ％減)。平均建物面積は 142.9 坪 (昨年 108.9 坪から +31.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 43.8 年 → 2024年 34.1 年、-22.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 75.0 ％)
南町駅 64.3 万/坪(昨年同期比 -22.3 ％)
南町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.3万円/坪(19.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.3％( -18.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 16.8年から +23.9 ％増)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 56.6 坪から -15.8 ％減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 60.8 坪から -41.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.8 年 → 2024年 20.8 年、+23.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.3 分 → 2024年 16.0 分、+41.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示