【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR高徳線 (阿波大宮駅～徳島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.1万円/坪(17.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +10.8％( +5.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて -14.7％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 30.2年から -14.9 ％減)。平均土地面積は 62.7 坪 (昨年 91.8 坪から -31.7 ％減)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 50.6 坪から +3.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。板野駅、勝瑞駅、吉成駅、佐古駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波川端駅で昨年に比べ +279.5 ％、坪単価は 52.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(阿波川端駅、板野駅)は +161.7 ％(坪単価 +25.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(徳島駅、佐古駅)は +4.2 ％(坪単価 +0.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 30.2 年 → 2024年 25.7 年、-14.9 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 31.6 分 → 2024年 27.0 分、-14.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 41.2 ％ → 2024年 21.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.6 ％ → 2024年 21.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 32.4 ％ → 2024年 35.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった吉成駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +32.3％( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった板野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.0万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +43.9％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR高徳線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 阿波大宮駅 | - | - | - |
| 板野駅 | 43.0万/坪 (10.3年/78.7坪) | 29.9万/坪 (29.3年/84.7坪) | 27.4万/坪 (42.9年/98.8坪) |
| 阿波川端駅 | 52.3万/坪 (21.9年/78.1坪) | 13.8万/坪 (34.3年/56.0坪) | 18.2万/坪 (49.3年/69.6坪) |
| 板東駅 | - | - | 67.3万/坪 (6.3年/101坪) |
| 池谷駅 | - | - | 50.4万/坪 (13.3年/142坪) |
| 勝瑞駅 | 65.0万/坪 (19.1年/46.3坪) | 46.4万/坪 (26.9年/60.8坪) | 60.0万/坪 (26.1年/113坪) |
| 吉成駅 | 71.3万/坪 (25.0年/130坪) | 53.9万/坪 (24.8年/99.1坪) | 88.9万/坪 (0.25年/55.0坪) |
| 佐古駅 | 61.2万/坪 (16.3年/37.1坪) | 48.2万/坪 (30.0年/48.8坪) | 80.5万/坪 (12.5年/53.3坪) |
| 徳島駅 | 53.3万/坪 (35.9年/49.2坪) | 65.2万/坪 (34.9年/126坪) | 58.3万/坪 (16.8年/59.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿波川端駅 52.3 万/坪(昨年同期比 +279.5 ％)
阿波川端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.3万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +279.5％( +38.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.9年(昨年 34.3年から -36.0 ％減)。平均土地面積は 78.1 坪 (昨年 56.0 坪から +39.6 ％増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 36.3 坪から +6.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.3 年 → 2024年 21.9 年、-36.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.0 分 → 2024年 19.3 分、-33.3 ％と大きく減少)
板野駅 43.0 万/坪(昨年同期比 +43.9 ％)
板野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.0万円/坪(13.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +43.9％( +13.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 10.3年(昨年 29.3年から -64.9 ％減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 84.7 坪から -7.1 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 46.9 坪から -35.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.3 年 → 2024年 10.3 年、-64.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.0 分 → 2024年 23.0 分、+21.1 ％と大きく増加)
徳島駅 53.3 万/坪(昨年同期比 -18.3 ％)
徳島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.3万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -18.3％( -11.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -15.4％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 35.9年(昨年 34.9年から +2.8 ％増)。平均土地面積は 49.2 坪 (昨年 126.4 坪から -61.0 ％減)。平均建物面積は 84.8 坪 (昨年 59.6 坪から +42.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 41.8 分 → 2024年 29.5 分、-29.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 46.2 ％ → 2024年 50.0 ％)
佐古駅 61.2 万/坪(昨年同期比 +26.8 ％)
佐古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.2万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +26.8％( +12.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.3年(昨年 30.0年から -45.8 ％減)。平均土地面積は 37.1 坪 (昨年 48.8 坪から -24.0 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 86.6 坪から -65.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 30.0 年 → 2024年 16.3 年、-45.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 13.0 分 → 2024年 15.5 分、+19.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示