【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR山田線 (盛岡駅～宮古駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.6万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +17.8％( +8.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 40 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 32.2年から -5.2 ％減)。平均土地面積は 72.4 坪 (昨年 95.0 坪から -23.8 ％減)。平均建物面積は 54.1 坪 (昨年 68.7 坪から -21.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。盛岡駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは宮古駅で昨年に比べ +157.4 ％、坪単価は 66.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(宮古駅)は +157.4 ％(坪単価 +40.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(盛岡駅)は +10.7 ％(坪単価 +5.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.6 ％ → 2023年 28.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.6 ％ → 2023年 15.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 36.6 分 → 2023年 40.4 分、+10.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.9 ％ → 2023年 47.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +157.4％( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.3万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +10.7％( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2022年)に比べて -13.3％( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
| JR山田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 54.3万/坪 (31.0年/72.3坪) | 49.1万/坪 (31.8年/85.9坪) | 57.6万/坪 (23.1年/80.0坪) |
| 上盛岡駅 | - | - | - |
| 山岸駅 | - | - | 34.2万/坪 (43.0年/68.1坪) |
| 上米内駅 | - | - | - |
| 松草駅 | - | - | - |
| 箱石駅 | - | - | - |
| 陸中川井駅 | - | - | - |
| 茂市駅 | - | 5.1万/坪 (38.0年/145坪) | - |
| 蟇目駅 | - | - | - |
| 花原市駅 | - | - | - |
| 千徳駅 | - | 38.6万/坪 (18.0年/59.0坪) | - |
| 宮古駅 | 66.1万/坪 (11.0年/75.6坪) | 25.7万/坪 (40.7年/227坪) | 26.9万/坪 (51.0年/69.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
宮古駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +157.4 ％)
宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +157.4％( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.0年(昨年 40.7年から -73.0 ％減)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 226.9 坪から -66.7 ％減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 139.2 坪から -87.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 40.7 年 → 2023年 11.0 年、-73.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 31.7 分 → 2023年 9.0 分、-71.6 ％と大きく減少)
盛岡駅 54.3 万/坪(昨年同期比 +10.7 ％)
盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.3万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +10.7％( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2022年)に比べて -13.3％( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 31.0年(昨年 31.8年から -2.3 ％減)。平均土地面積は 72.3 坪 (昨年 85.9 坪から -15.8 ％減)。平均建物面積は 55.0 坪 (昨年 65.0 坪から -15.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.5 ％ → 2023年 29.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.4 ％ → 2023年 16.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 37.5 分 → 2023年 41.2 分、+10.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 41.0 ％ → 2023年 48.6 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示