【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR山田線 (盛岡駅~宮古駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.6万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -13.3%( -7.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 58 件(1年前(2021年)に比べて +28.9%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 29.2年から +1.5 %増)。平均土地面積は 75.2 坪 (昨年 91.8 坪から -18.1 %減)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 52.5 坪から -3.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。盛岡駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは宮古駅で昨年に比べ -38.1 %、坪単価は 35.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(盛岡駅)は -12.7 %(坪単価 -6.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(宮古駅)は -38.1 %(坪単価 -21.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.8 % → 2022年 12.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 26.8 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 28.5 分 → 2022年 44.7 分、+57.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 41.5 % → 2022年 50.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 4.7 % → 2022年 1.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -12.7%( -6.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 52 件(1年前(2021年)に比べて +40.5%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.6万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.1%( -21.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
JR山田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
盛岡駅 | 47.7万/坪 (29.8年/77.0坪) | 54.6万/坪 (29.3年/83.5坪) | 60.2万/坪 (26.8年/78.7坪) |
上盛岡駅 | - | - | - |
山岸駅 | - | 35.8万/坪 (32.8年/46.9坪) | - |
上米内駅 | 34.8万/坪 (32.8年/66.6坪) | - | - |
松草駅 | - | - | - |
箱石駅 | - | - | - |
陸中川井駅 | - | - | - |
茂市駅 | - | - | - |
蟇目駅 | - | - | - |
花原市駅 | - | - | - |
千徳駅 | - | 44.1万/坪 (21.1年/70.6坪) | 67.0万/坪 (15.1年/60.0坪) |
宮古駅 | 35.6万/坪 (26.0年/62.8坪) | 57.5万/坪 (33.5年/196坪) | 16.4万/坪 (5.8年/116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
盛岡駅 47.7 万/坪(昨年同期比 -12.7 %)
盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -12.7%( -6.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 52 件(1年前(2021年)に比べて +40.5%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 29.3年から +1.9 %増)。平均土地面積は 77.0 坪 (昨年 83.5 坪から -7.8 %減)。平均建物面積は 52.7 坪 (昨年 52.9 坪から -0.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.1 % → 2022年 13.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 30.9 分 → 2022年 46.2 分、+49.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 39.4 % → 2022年 47.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 % → 2022年 27.5 %)
宮古駅 35.6 万/坪(昨年同期比 -38.1 %)
宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.6万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.1%( -21.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.0年(昨年 33.5年から -22.4 %減)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 195.9 坪から -68.0 %減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 55.2 坪から -40.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 33.5 年 → 2022年 26.0 年、-22.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.5 分 → 2022年 36.5 分、+97.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示