【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期のJR山田線 (盛岡駅～宮古駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.9万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +26.9％( +12.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2019年)に比べて +55.9％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 30.6年から -16.3 ％減)。平均土地面積は 79.8 坪 (昨年 81.1 坪から -1.7 ％減)。平均建物面積は 44.1 坪 (昨年 54.5 坪から -19.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。盛岡駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは千徳駅で昨年に比べ +440.7 ％、坪単価は 67.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(千徳駅)は +440.7 ％(坪単価 +54.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(宮古駅)は -34.1 ％(坪単価 -8.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 30.6 年 → 2020年 25.6 年、-16.3 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 3.7 ％ → 2020年 8.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 44.4 ％ → 2020年 27.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 26.9 分 → 2020年 35.3 分、+31.2 ％と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.0万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +440.7％( +54.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -34.1％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| JR山田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 60.2万/坪 (26.8年/78.7坪) | 50.8万/坪 (29.6年/78.2坪) | 42.1万/坪 (30.5年/67.1坪) |
| 上盛岡駅 | - | - | - |
| 山岸駅 | - | - | - |
| 上米内駅 | - | - | - |
| 松草駅 | - | - | - |
| 箱石駅 | - | 2.9万/坪 (0年/172坪) | - |
| 陸中川井駅 | - | - | - |
| 茂市駅 | - | - | - |
| 蟇目駅 | - | - | - |
| 花原市駅 | - | - | - |
| 千徳駅 | 67.0万/坪 (15.1年/60.0坪) | 12.4万/坪 (21.8年/63.5坪) | 13.2万/坪 (45.8年/106坪) |
| 宮古駅 | 16.4万/坪 (5.8年/116坪) | 24.8万/坪 (47.3年/85.2坪) | 22.1万/坪 (39.4年/225坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千徳駅 67.0 万/坪(昨年同期比 +440.7 ％)
千徳駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.0万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +440.7％( +54.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 21.8年から -30.6 ％減)。平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 63.5 坪から -5.6 ％減)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 24.2 坪から +10.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 21.8 年 → 2020年 15.1 年、-30.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 33.3 ％)
宮古駅 16.4 万/坪(昨年同期比 -34.1 ％)
宮古駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.4万円/坪(4.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -34.1％( -8.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 5.8年(昨年 47.3年から -87.8 ％減)。平均土地面積は 116.0 坪 (昨年 85.2 坪から +36.1 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 41.8 坪から -2.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 47.3 年 → 2020年 5.8 年、-87.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.7 分 → 2020年 20.3 分、+22.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示