【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の水島臨海鉄道 (倉敷市駅～三菱自工前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.6万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +10.7％( +6.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 37 件(１年前(2022年)に比べて -14.0％( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 18.4年から +30.5 ％増)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 76.4 坪から -12.0 ％減)。平均建物面積は 51.6 坪 (昨年 45.9 坪から +12.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。福井駅、水島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは福井駅で昨年に比べ +70.8 ％、坪単価は 121 万円/坪となった。
上位 2 駅(福井駅、水島駅)は +49.2 ％(坪単価 +30.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(弥生駅、常盤駅)は -39.4 ％(坪単価 -25.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 16.3 ％ → 2023年 14.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.4 ％ → 2023年 2.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 18.4 年 → 2023年 24.0 年、+30.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 23.3 ％ → 2023年 35.3 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 46.5 ％ → 2023年 35.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +70.8％( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった弥生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -43.5％( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
| 水島臨海鉄道 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 倉敷市駅 | 94.5万/坪 (17.0年/49.9坪) | 79.3万/坪 (1.0年/43.9坪) | - |
| 球場前駅 | 78.4万/坪 (20.5年/56.5坪) | 79.2万/坪 (22.5年/173坪) | 102万/坪 (7.0年/69.6坪) |
| 西富井駅 | 83.4万/坪 (27.7年/57.7坪) | 86.5万/坪 (20.8年/101坪) | 73.5万/坪 (19.7年/97.8坪) |
| 福井駅 | 121万/坪 (0.5年/52.9坪) | 71.0万/坪 (24.5年/50.7坪) | 41.4万/坪 (32.4年/110坪) |
| 浦田駅 | 59.0万/坪 (22.0年/61.0坪) | 49.3万/坪 (21.5年/74.1坪) | 53.1万/坪 (19.2年/50.4坪) |
| 弥生駅 | 37.4万/坪 (35.4年/68.6坪) | 66.1万/坪 (11.5年/78.7坪) | 69.8万/坪 (9.3年/55.7坪) |
| 栄駅 | 73.4万/坪 (10.3年/82.8坪) | 65.6万/坪 (20.4年/60.5坪) | 46.2万/坪 (19.8年/121坪) |
| 常盤駅 | 41.7万/坪 (54.0年/81.7坪) | 64.4万/坪 (8.7年/51.4坪) | 68.7万/坪 (2.5年/56.7坪) |
| 水島駅 | 52.3万/坪 (40.0年/89.2坪) | 41.1万/坪 (30.1年/99.6坪) | 52.2万/坪 (15.2年/53.4坪) |
| 三菱自工前駅 | - | 48.9万/坪 (17.0年/49.9坪) | 52.9万/坪 (24.0年/227坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
福井駅 121.2 万/坪(昨年同期比 +70.8 ％)
福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 121万円/坪(36.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +70.8％( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 24.5年から -98.0 ％減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 50.7 坪から +4.5 ％増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 31.8 坪から +4.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 24.5 年 → 2023年 0.5 年、-98.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 15.0 分 → 2023年 16.5 分、+10.0 ％と増加)
水島駅 52.3 万/坪(昨年同期比 +27.5 ％)
水島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.3万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +27.5％( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 30.1年から +32.8 ％増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 99.6 坪から -10.4 ％減)。平均建物面積は 150.7 坪 (昨年 74.5 坪から +102.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 29.8 分 → 2023年 24.5 分、-17.6 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.1 年 → 2023年 40.0 年、+32.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 66.7 ％)
弥生駅 37.4 万/坪(昨年同期比 -43.5 ％)
弥生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.4万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -43.5％( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.4年(昨年 11.5年から +207.8 ％増)。平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 78.7 坪から -12.8 ％減)。平均建物面積は 40.6 坪 (昨年 30.0 坪から +35.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 11.5 年 → 2023年 35.4 年、+207.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 16.0 分 → 2023年 21.3 分、+33.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 80.0 ％)
常盤駅 41.7 万/坪(昨年同期比 -35.3 ％)
常盤駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -35.3％( -22.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 54.0年(昨年 8.7年から +523.1 ％増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 51.4 坪から +58.8 ％増)。平均建物面積は 15.1 坪 (昨年 34.1 坪から -55.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 22.1 分 → 2023年 11.0 分、-50.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 8.7 年 → 2023年 54.0 年、+523.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示