【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期のJR身延線 (十島駅～甲府駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.7万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.1％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 52 件(１年前(2023年)に比べて -35.0％( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 26.4年から +18.0 ％増)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 99.7 坪から -12.7 ％減)。平均建物面積は 50.5 坪 (昨年 67.0 坪から -24.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。小井川駅、国母駅、甲斐住吉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは市川本町駅で昨年に比べ +1400.0 ％、坪単価は 57.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(市川本町駅、金手駅)は +870.7 ％(坪単価 +47.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(市川大門駅、常永駅)は -81.6 ％(坪単価 -49.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.6 分 → 2024年 22.1 分、-27.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.2 ％ → 2024年 9.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.6 ％ → 2024年 2.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 26.4 年 → 2024年 31.1 年、+18.0 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.0 ％ → 2024年 39.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.6 ％ → 2024年 12.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国母駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.4万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +20.8％( +14.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった市川大門駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.11万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -99.4％( -56.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR身延線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 十島駅 | - | - | - |
| 井出駅 | - | - | - |
| 内船駅 | - | - | - |
| 甲斐大島駅 | - | - | - |
| 身延駅 | - | 165万/坪 (51.3年/54.5坪) | 6.3万/坪 (0年/121坪) |
| 塩之沢駅 | - | - | - |
| 波高島駅 | 0.06万/坪 (55.3年/60.5坪) | - | 7.5万/坪 (48.3年/191坪) |
| 下部温泉駅 | - | 1.5万/坪 (32.3年/263坪) | - |
| 甲斐常葉駅 | - | - | - |
| 市ノ瀬駅 | - | - | - |
| 久那土駅 | - | - | - |
| 甲斐岩間駅 | 17.4万/坪 (26.3年/145坪) | - | - |
| 落居駅 | - | - | - |
| 鰍沢口駅 | - | 9.2万/坪 (38.8年/61.0坪) | - |
| 市川大門駅 | 0.4万/坪 (32.3年/45.4坪) | 57.2万/坪 (21.8年/87.7坪) | 56.2万/坪 (12.3年/192坪) |
| 市川本町駅 | 57.9万/坪 (14.3年/106坪) | 3.9万/坪 (63.3年/54.5坪) | 18.9万/坪 (30.3年/69.6坪) |
| 芦川駅 | - | - | - |
| 甲斐上野駅 | - | - | - |
| 東花輪駅 | 51.7万/坪 (23.9年/64.7坪) | 57.8万/坪 (15.3年/85.6坪) | 59.4万/坪 (10.1年/70.7坪) |
| 小井川駅 | 39.3万/坪 (33.8年/96.8坪) | 27.8万/坪 (39.3年/126坪) | 93.0万/坪 (17.8年/168坪) |
| 常永駅 | 23.5万/坪 (36.9年/105坪) | 64.9万/坪 (16.7年/106坪) | 66.3万/坪 (14.3年/64.8坪) |
| 国母駅 | 82.4万/坪 (32.0年/73.6坪) | 68.2万/坪 (21.7年/94.3坪) | 51.2万/坪 (30.6年/81.9坪) |
| 甲斐住吉駅 | 62.0万/坪 (32.8年/120坪) | 33.1万/坪 (24.8年/94.3坪) | 69.3万/坪 (15.0年/67.6坪) |
| 南甲府駅 | 54.3万/坪 (36.9年/49.4坪) | 56.1万/坪 (39.3年/263坪) | 68.4万/坪 (31.3年/95.3坪) |
| 善光寺駅 | 62.1万/坪 (25.6年/58.5坪) | 60.6万/坪 (15.3年/109坪) | - |
| 金手駅 | 53.3万/坪 (9.3年/82.7坪) | 12.1万/坪 (45.3年/45.4坪) | 33.8万/坪 (42.3年/108坪) |
| 甲府駅 | 53.6万/坪 (33.7年/88.3坪) | 58.1万/坪 (35.5年/81.8坪) | 52.2万/坪 (26.1年/82.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
市川本町駅 57.9 万/坪(昨年同期比 +1400.0 ％)
市川本町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.9万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +1400.0％( +54.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.3年(昨年 63.3年から -77.5 ％減)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 54.5 坪から +94.4 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 36.3 坪から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 63.3 年 → 2024年 14.3 年、-77.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 60.0 分、+1400.0 ％と大きく増加)
金手駅 53.3 万/坪(昨年同期比 +341.5 ％)
金手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.3万円/坪(16.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +341.5％( +41.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 45.3年から -79.6 ％減)。平均土地面積は 82.7 坪 (昨年 45.4 坪から +82.2 ％増)。平均建物面積は 44.9 坪 (昨年 37.8 坪から +18.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 45.3 年 → 2024年 9.3 年、-79.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 13.7 分、+70.8 ％と大きく増加)
市川大門駅 0.4 万/坪(昨年同期比 -99.4 ％)
市川大門駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.11万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -99.4％( -56.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 21.8年から +48.3 ％増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 87.7 坪から -48.3 ％減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 32.5 坪から -16.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.8 年 → 2024年 32.3 年、+48.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 30.0 分 → 2024年 120.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
常永駅 23.5 万/坪(昨年同期比 -63.8 ％)
常永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -63.8％( -41.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.9年(昨年 16.7年から +121.7 ％増)。平均土地面積は 104.9 坪 (昨年 105.9 坪から -1.0 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 71.7 坪から -36.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.8 分 → 2024年 14.3 分、-52.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.7 年 → 2024年 36.9 年、+121.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示