【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR身延線 (十島駅～甲府駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.9万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -20.1％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 87 件(１年前(2021年)に比べて +7.4％( +6件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 21.5年から +37.6 ％増)。平均土地面積は 90.7 坪 (昨年 95.2 坪から -4.7 ％減)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 44.3 坪から +7.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。国母駅、南甲府駅、金手駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小井川駅で昨年に比べ +187.5 ％、坪単価は 49.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(小井川駅、市川大門駅)は +170.5 ％(坪単価 +25.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(甲府駅、東花輪駅)は -38.9 ％(坪単価 -25.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 21.5 年 → 2022年 29.6 年、+37.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 27.2 分 → 2022年 31.6 分、+16.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.5 ％ → 2022年 38.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.1 ％ → 2022年 31.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった常永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.8万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -10.8％( -10.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった市川大門駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +153.5％( +18.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR身延線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 十島駅 | - | - | - |
| 井出駅 | - | - | - |
| 内船駅 | - | - | - |
| 甲斐大島駅 | - | - | - |
| 身延駅 | - | - | 6.7万/坪 (42.8年/129坪) |
| 塩之沢駅 | - | - | - |
| 波高島駅 | - | 28.5万/坪 (32.8年/454坪) | 25.5万/坪 (57.3年/130坪) |
| 下部温泉駅 | - | - | - |
| 甲斐常葉駅 | - | - | - |
| 市ノ瀬駅 | - | - | - |
| 久那土駅 | 13.2万/坪 (41.8年/133坪) | - | - |
| 甲斐岩間駅 | 7.2万/坪 (60.8年/63.5坪) | - | - |
| 落居駅 | - | - | - |
| 鰍沢口駅 | - | 35.5万/坪 (20.3年/123坪) | 1.6万/坪 (49.8年/72.6坪) |
| 市川大門駅 | 29.8万/坪 (25.8年/140坪) | 11.8万/坪 (54.8年/218坪) | 9.4万/坪 (41.8年/115坪) |
| 市川本町駅 | 14.9万/坪 (57.8年/113坪) | - | - |
| 芦川駅 | - | 120万/坪 (-0.25年/109坪) | - |
| 甲斐上野駅 | - | - | - |
| 東花輪駅 | 52.2万/坪 (24.5年/132坪) | 71.8万/坪 (10.9年/70.0坪) | 50.8万/坪 (16.6年/112坪) |
| 小井川駅 | 49.3万/坪 (27.6年/74.7坪) | 17.1万/坪 (0年/157坪) | 24.2万/坪 (35.3年/100坪) |
| 常永駅 | 82.8万/坪 (20.7年/69.3坪) | 92.8万/坪 (4.3年/66.7坪) | 98.5万/坪 (17.3年/84.7坪) |
| 国母駅 | 68.2万/坪 (22.0年/80.5坪) | 38.2万/坪 (36.1年/101坪) | 65.1万/坪 (16.4年/109坪) |
| 甲斐住吉駅 | 74.9万/坪 (20.8年/54.1坪) | 29.9万/坪 (31.4年/70.0坪) | 55.6万/坪 (16.4年/92.2坪) |
| 南甲府駅 | 56.8万/坪 (27.0年/54.5坪) | 40.1万/坪 (39.4年/60.2坪) | 42.8万/坪 (26.4年/115坪) |
| 善光寺駅 | - | 54.0万/坪 (13.8年/88.2坪) | 21.2万/坪 (44.3年/40.8坪) |
| 金手駅 | 49.6万/坪 (22.8年/269坪) | 41.1万/坪 (0年/200坪) | 25.9万/坪 (41.3年/39.3坪) |
| 甲府駅 | 30.7万/坪 (35.5年/86.5坪) | 61.9万/坪 (24.4年/98.3坪) | 32.9万/坪 (33.7年/74.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小井川駅 49.3 万/坪(昨年同期比 +187.5 ％)
小井川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.3万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +187.5％( +32.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +700.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 74.7 坪 (昨年 157.3 坪から -52.5 ％減)。平均建物面積は 40.5 坪 (昨年 81.7 坪から -50.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.0 分 → 2022年 38.9 分、+143.0 ％と大きく増加)
市川大門駅 29.8 万/坪(昨年同期比 +153.5 ％)
市川大門駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +153.5％( +18.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 54.8年から -53.0 ％減)。平均土地面積は 139.5 坪 (昨年 217.8 坪から -35.9 ％減)。平均建物面積は 58.2 坪 (昨年 75.6 坪から -23.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 54.8 年 → 2022年 25.8 年、-53.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
甲府駅 30.7 万/坪(昨年同期比 -50.4 ％)
甲府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -50.4％( -31.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(１年前(2021年)に比べて +18.5％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 35.5年(昨年 24.4年から +45.7 ％増)。平均土地面積は 86.5 坪 (昨年 98.3 坪から -12.0 ％減)。平均建物面積は 53.5 坪 (昨年 38.6 坪から +38.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.4 年 → 2022年 35.5 年、+45.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 25.2 分 → 2022年 29.2 分、+15.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.2 ％ → 2022年 55.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 6.9 ％)
東花輪駅 52.2 万/坪(昨年同期比 -27.3 ％)
東花輪駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.2万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -27.3％( -19.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて -29.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.5年(昨年 10.9年から +124.6 ％増)。平均土地面積は 131.7 坪 (昨年 70.0 坪から +88.3 ％増)。平均建物面積は 71.2 坪 (昨年 51.2 坪から +39.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 10.9 年 → 2022年 24.5 年、+124.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 40.7 分 → 2022年 52.8 分、+29.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 ％ → 2022年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示