【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR羽越本線 (鼠ケ関駅～女鹿駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.4万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -28.7％( -9.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 64 件(１年前(2021年)に比べて +25.5％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.3年(昨年 30.2年から +20.2 ％増)。平均土地面積は 95.8 坪 (昨年 100.8 坪から -5.0 ％減)。平均建物面積は 52.1 坪 (昨年 39.7 坪から +31.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。西袋駅、遊佐駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは藤島駅で昨年に比べ +690.9 ％、坪単価は 30.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(藤島駅、羽前大山駅)は +612.2 ％(坪単価 +18.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(羽前水沢駅、東酒田駅)は -87.6 ％(坪単価 -22.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 32.4 分 → 2022年 25.8 分、-20.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 30.2 年 → 2022年 36.3 年、+20.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 36.2 ％ → 2022年 49.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.9 ％ → 2022年 37.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった藤島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +690.9％( +26.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽前水沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -95.7％( -7.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR羽越本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鼠ケ関駅 | 42.7万/坪 (33.8年/68.1坪) | - | - |
| 小岩川駅 | - | - | - |
| あつみ温泉駅 | - | - | - |
| 五十川駅 | - | - | - |
| 小波渡駅 | - | - | - |
| 三瀬駅 | - | - | 1.8万/坪 (54.8年/130坪) |
| 羽前水沢駅 | 0.3万/坪 (34.8年/139坪) | 7.6万/坪 (36.3年/122坪) | - |
| 羽前大山駅 | 13.3万/坪 (44.8年/85.5坪) | 2.1万/坪 (46.8年/241坪) | 18.1万/坪 (35.3年/87.0坪) |
| 鶴岡駅 | 25.9万/坪 (35.8年/84.7坪) | 45.9万/坪 (32.2年/105坪) | 31.7万/坪 (35.0年/120坪) |
| 藤島駅 | 30.5万/坪 (27.3年/69.6坪) | 3.9万/坪 (47.8年/244坪) | 14.7万/坪 (22.8年/206坪) |
| 西袋駅 | 9.8万/坪 (57.8年/127坪) | 6.2万/坪 (0年/51.4坪) | 1.3万/坪 (56.8年/92.8坪) |
| 余目駅 | 66.1万/坪 (1.8年/51.4坪) | - | 41.3万/坪 (63.3年/82.4坪) |
| 北余目駅 | - | - | 2.1万/坪 (29.8年/185坪) |
| 砂越駅 | 11.1万/坪 (61.8年/484坪) | 44.4万/坪 (14.3年/160坪) | 1.0万/坪 (0年/98.3坪) |
| 東酒田駅 | 9.8万/坪 (44.4年/73.6坪) | 48.3万/坪 (17.0年/77.1坪) | 47.4万/坪 (19.8年/274坪) |
| 酒田駅 | 25.8万/坪 (33.8年/84.1坪) | 38.0万/坪 (25.2年/78.2坪) | 31.3万/坪 (32.2年/83.5坪) |
| 本楯駅 | - | 1.6万/坪 (38.8年/51.4坪) | - |
| 南鳥海駅 | - | 0.3万/坪 (59.8年/87.7坪) | - |
| 遊佐駅 | 15.6万/坪 (50.8年/115坪) | 12.1万/坪 (48.3年/56.0坪) | 5.0万/坪 (50.8年/239坪) |
| 吹浦駅 | 0.12万/坪 (51.8年/363坪) | - | - |
| 女鹿駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
藤島駅 30.5 万/坪(昨年同期比 +690.9 ％)
藤島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +690.9％( +26.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.3年(昨年 47.8年から -42.9 ％減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 243.5 坪から -71.4 ％減)。平均建物面積は 208.7 坪 (昨年 37.8 坪から +452.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 47.8 年 → 2022年 27.3 年、-42.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 75.0 分 → 2022年 20.0 分、-73.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
羽前大山駅 13.3 万/坪(昨年同期比 +533.4 ％)
羽前大山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.3万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +533.4％( +11.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.8年(昨年 46.8年から -4.3 ％減)。平均土地面積は 85.5 坪 (昨年 241.2 坪から -64.6 ％減)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 56.7 坪から -25.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 45.0 分 → 2022年 14.5 分、-67.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
羽前水沢駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -95.7 ％)
羽前水沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.10万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -95.7％( -7.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 36.3年から -4.1 ％減)。平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 121.8 坪から +14.3 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.8 坪から -13.0 ％減)。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
東酒田駅 9.8 万/坪(昨年同期比 -79.6 ％)
東酒田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -79.6％( -38.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.4年(昨年 17.0年から +161.2 ％増)。平均土地面積は 73.6 坪 (昨年 77.1 坪から -4.6 ％減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 38.9 坪から +43.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 29.5 分 → 2022年 25.0 分、-15.3 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.0 年 → 2022年 44.4 年、+161.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示