【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR高山本線 (猪谷駅~富山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.7万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +33.0%( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +13.8%( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 33.7年から -23.8 %減)。平均土地面積は 74.5 坪 (昨年 78.5 坪から -5.2 %減)。平均建物面積は 71.4 坪 (昨年 59.3 坪から +20.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。笹津駅、千里駅、富山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは笹津駅で昨年に比べ +68.9 %、坪単価は 57.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(笹津駅)は +68.9 %(坪単価 +23.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(越中八尾駅)は +18.4 %(坪単価 +4.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 33.7 年 → 2021年 25.7 年、-23.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 27.6 分 → 2021年 21.2 分、-23.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 48.0 % → 2021年 17.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 32.0 % → 2021年 51.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.0 % → 2021年 13.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +68.9%( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった越中八尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +18.4%( +4.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR高山本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
猪谷駅 | - | 1.0万/坪 (45.3年/45.4坪) | - |
楡原駅 | - | - | 5.9万/坪 (29.3年/151坪) |
笹津駅 | 57.3万/坪 (0.25年/63.5坪) | 33.9万/坪 (46.8年/74.1坪) | 47.8万/坪 (13.7年/75.9坪) |
東八尾駅 | - | - | - |
越中八尾駅 | 29.8万/坪 (25.3年/62.5坪) | 25.2万/坪 (55.3年/52.9坪) | 19.7万/坪 (31.5年/69.6坪) |
千里駅 | 57.1万/坪 (26.3年/69.6坪) | 36.4万/坪 (25.3年/145坪) | 21.7万/坪 (26.3年/78.7坪) |
速星駅 | - | 42.3万/坪 (20.7年/75.6坪) | 42.4万/坪 (16.0年/70.6坪) |
婦中鵜坂駅 | 34.3万/坪 (24.0年/93.8坪) | - | - |
西富山駅 | 30.9万/坪 (23.9年/73.1坪) | - | - |
富山駅 | 56.8万/坪 (28.1年/74.8坪) | 37.9万/坪 (33.2年/79.4坪) | 57.6万/坪 (27.1年/81.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笹津駅 57.3 万/坪(昨年同期比 +68.9 %)
笹津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +68.9%( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.3年(昨年 46.8年から -99.5 %減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 74.1 坪から -14.3 %減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 33.8 坪から +13.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 46.8 年 → 2021年 0.3 年、-99.5 %と大きく減少)
越中八尾駅 29.8 万/坪(昨年同期比 +18.4 %)
越中八尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.8万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +18.4%( +4.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 55.3年から -54.3 %減)。平均土地面積は 62.5 坪 (昨年 52.9 坪から +18.1 %増)。平均建物面積は 132.0 坪 (昨年 52.2 坪から +152.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 55.3 年 → 2021年 25.3 年、-54.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 21.5 分 → 2021年 16.5 分、-23.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 25.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示