【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の万葉線新湊港線 (六渡寺駅～越ノ潟駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +63.8％( +11.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -72.3％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.9年(昨年 42.3年から -12.7 ％減)。平均土地面積は 136.0 坪 (昨年 68.5 坪から +98.5 ％増)。平均建物面積は 84.5 坪 (昨年 53.1 坪から +58.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。第一イン新湊クロスベイ前駅は、昨年から 5 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは第一イン新湊クロスベイ前駅で昨年に比べ -15.0 ％、坪単価は 19.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(中新湊駅)は +481.4 ％(坪単価 +94.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(第一イン新湊クロスベイ前駅)は -15.0 ％(坪単価 -3.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 42.3 年 → 2024年 36.9 年、-12.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 15.0 分 → 2024年 13.4 分、-11.0 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.8 ％ → 2024年 23.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 68.3 ％ → 2024年 54.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.1 ％ → 2024年 18.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中新湊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +481.4％( +94.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -96.0％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新町口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +195.7％( +8.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 万葉線新湊港線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 六渡寺駅 | - | 2.1万/坪 (0年/78.7坪) | - |
| 庄川口駅 | 32.3万/坪 (30.1年/86.2坪) | 11.9万/坪 (44.3年/67.3坪) | 6.7万/坪 (67.5年/107坪) |
| 第一イン新湊クロスベイ前駅 | 19.7万/坪 (61.9年/209坪) | 23.1万/坪 (42.1年/69.3坪) | 27.0万/坪 (33.3年/60.3坪) |
| 新町口駅 | 13.2万/坪 (0年/112坪) | 4.5万/坪 (51.5年/57.5坪) | 39.6万/坪 (25.1年/66.6坪) |
| 中新湊駅 | 114万/坪 (0年/66.6坪) | 19.6万/坪 (41.6年/68.5坪) | 28.7万/坪 (34.2年/125坪) |
| 東新湊駅 | 6.4万/坪 (46.5年/43.1坪) | - | 8.5万/坪 (54.4年/51.4坪) |
| 海王丸駅 | 28.8万/坪 (49.0年/299坪) | - | 7.8万/坪 (47.5年/49.9坪) |
| 越ノ潟駅 | 30.6万/坪 (15.4年/88.5坪) | 6.3万/坪 (32.8年/71.1坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中新湊駅 114.2 万/坪(昨年同期比 +481.4 ％)
中新湊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +481.4％( +94.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -96.0％( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 41.6年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 68.5 坪から -2.8 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 59.2 坪から -43.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 41.6 年 → 2024年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.6 分 → 2024年 13.0 分、-26.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.5 ％ → 2024年 100.0 ％)
第一イン新湊クロスベイ前駅 19.7 万/坪(昨年同期比 -15.0 ％)
第一イン新湊クロスベイ前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.7万円/坪(6.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -15.0％( -3.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -72.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 61.9年(昨年 42.1年から +47.0 ％増)。平均土地面積は 209.5 坪 (昨年 69.3 坪から +202.3 ％増)。平均建物面積は 207.2 坪 (昨年 48.1 坪から +330.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.4 分 → 2024年 5.3 分、-48.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 42.1 年 → 2024年 61.9 年、+47.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 70.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示