【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期の大阪モノレール (大阪空港駅~門真市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.2万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -24.5%( -28.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 82 件(1年前(2019年)に比べて +49.1%( +27件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 16.7年から +28.5 %増)。平均土地面積は 44.4 坪 (昨年 51.8 坪から -14.2 %減)。平均建物面積は 49.3 坪 (昨年 47.3 坪から +4.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。大日駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大日駅で昨年に比べ +14.9 %、坪単価は 71.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(大日駅、蛍池駅)は +8.2 %(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(門真市駅、柴原阪大前駅)は -68.8 %(坪単価 -103.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 27.6 分 → 2020年 23.2 分、-15.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 26.9 % → 2020年 15.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 16.7 年 → 2020年 21.5 年、+28.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 % → 2020年 32.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 32.7 % → 2020年 21.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった山田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -13.3%( -22.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった門真市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -82.0%( -100.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
大阪モノレール | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪空港駅 | - | - | - |
蛍池駅 | 87.5万/坪 (21.5年/36.1坪) | 86.2万/坪 (21.9年/58.2坪) | 105万/坪 (13.9年/86.2坪) |
柴原阪大前駅 | 84.8万/坪 (22.0年/18.9坪) | 191万/坪 (0.5年/31.8坪) | 95.0万/坪 (24.5年/33.3坪) |
少路駅 | 139万/坪 (0.5年/33.3坪) | - | 33.1万/坪 (25.5年/287坪) |
千里中央駅 | 127万/坪 (18.0年/70.0坪) | 159万/坪 (18.8年/62.1坪) | 141万/坪 (15.7年/60.3坪) |
山田駅 | 146万/坪 (0.00年/36.3坪) | 169万/坪 (21.0年/78.7坪) | 79.7万/坪 (36.2年/47.9坪) |
万博記念公園駅 | 137万/坪 (0.00年/30.3坪) | - | - |
宇野辺駅 | 154万/坪 (-0.50年/50.4坪) | - | - |
南茨木駅 | 56.7万/坪 (45.5年/64.5坪) | 104万/坪 (9.3年/29.1坪) | 81.9万/坪 (16.1年/25.4坪) |
沢良宜駅 | 77.2万/坪 (10.8年/20.2坪) | 129万/坪 (0.5年/31.8坪) | 107万/坪 (24.5年/99.8坪) |
摂津駅 | - | - | - |
南摂津駅 | 31.8万/坪 (38.1年/21.4坪) | 60.8万/坪 (26.9年/64.6坪) | 93.7万/坪 (32.1年/152坪) |
大日駅 | 71.2万/坪 (22.6年/45.8坪) | 61.9万/坪 (20.3年/33.1坪) | 230万/坪 (23.1年/56.2坪) |
門真市駅 | 22.0万/坪 (60.5年/90.8坪) | 122万/坪 (0.5年/54.5坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大日駅 71.2 万/坪(昨年同期比 +14.9 %)
大日駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.2万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +14.9%( +9.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 24 件(1年前(2019年)に比べて +118.2%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 20.3年から +11.1 %増)。平均土地面積は 45.8 坪 (昨年 33.1 坪から +38.3 %増)。平均建物面積は 57.9 坪 (昨年 33.1 坪から +74.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 % → 2020年 21.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 20.3 年 → 2020年 22.6 年、+11.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 % → 2020年 26.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 17.4 %)
蛍池駅 87.5 万/坪(昨年同期比 +1.5 %)
蛍池駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.5万円/坪(26.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +1.5%( +1.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 21.9年から -1.5 %減)。平均土地面積は 36.1 坪 (昨年 58.2 坪から -38.0 %減)。平均建物面積は 43.0 坪 (昨年 139.5 坪から -69.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 42.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 28.6 %)
門真市駅 22.0 万/坪(昨年同期比 -82.0 %)
門真市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -82.0%( -100.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 60.5年(昨年 0.5年から +11910.3 %増)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 54.5 坪から +66.7 %増)。平均建物面積は 127.1 坪 (昨年 30.3 坪から +320.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.0 分 → 2020年 5.0 分、-61.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.5 年 → 2020年 60.5 年、+11910.3 %と大きく増加)
柴原阪大前駅 84.8 万/坪(昨年同期比 -55.7 %)
柴原阪大前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.8万円/坪(25.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -55.7%( -106.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 0.5年から +4267.9 %増)。平均土地面積は 18.9 坪 (昨年 31.8 坪から -40.5 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 28.7 坪から -26.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.0 分 → 2020年 4.5 分、-25.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.5 年 → 2020年 22.0 年、+4267.9 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示