【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年4月〜6月期の西武狭山線 (西所沢駅～西武球場前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.3万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -11.8％( -12.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -68.2％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 14.7年から +16.3 ％増)。平均土地面積は 32.2 坪 (昨年 40.6 坪から -20.6 ％減)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 31.7 坪から -7.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。下山口駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは西所沢駅で昨年に比べ -15.1 ％、坪単価は 116 万円/坪となった。
上位 1 駅(下山口駅)は -8.1 ％(坪単価 -6.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(西所沢駅)は -15.1 ％(坪単価 -20.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 14.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 ％ → 2024年 14.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 14.7 年 → 2024年 17.1 年、+16.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.7 ％ → 2024年 28.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 42.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -15.1％( -20.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.9万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -8.1％( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武狭山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西所沢駅 | 116万/坪 (10.0年/32.5坪) | 137万/坪 (7.8年/45.8坪) | 116万/坪 (11.5年/36.4坪) |
| 下山口駅 | 67.9万/坪 (26.6年/31.8坪) | 73.9万/坪 (23.1年/34.3坪) | 73.1万/坪 (21.6年/39.6坪) |
| 西武球場前駅 | - | - | 75.6万/坪 (21.3年/41.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下山口駅 67.9 万/坪(昨年同期比 -8.1 ％)
下山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.9万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -8.1％( -6.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -70.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 23.1年から +15.3 ％増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 34.3 坪から -7.5 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 27.2 坪から +5.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.4 分 → 2024年 10.0 分、-19.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 23.1 年 → 2024年 26.6 年、+15.3 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
西所沢駅 115.9 万/坪(昨年同期比 -15.1 ％)
西所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -15.1％( -20.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.0年(昨年 7.8年から +29.0 ％増)。平均土地面積は 32.5 坪 (昨年 45.8 坪から -28.9 ％減)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 35.4 坪から -15.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 7.8 年 → 2024年 10.0 年、+29.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示