【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の西武狭山線 (西所沢駅~西武球場前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +35.9%( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2022年)に比べて -7.7%( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 18.4年から -14.3 %減)。平均土地面積は 63.7 坪 (昨年 41.4 坪から +54.0 %増)。平均建物面積は 43.7 坪 (昨年 32.1 坪から +36.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。西武球場前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西武球場前駅で昨年に比べ +55.6 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 1 駅(西武球場前駅)は +55.6 %(坪単価 +39.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(下山口駅)は +5.3 %(坪単価 +3.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 18.4 年 → 2023年 15.8 年、-14.3 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 38.5 % → 2023年 47.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.5 % → 2023年 16.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 26.9 % → 2023年 30.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西所沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +10.9%( +12.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2022年)に比べて +70.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.7万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +5.3%( +3.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
西武狭山線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西所沢駅 | 128万/坪 (13.4年/50.5坪) | 115万/坪 (9.0年/46.6坪) | 98.3万/坪 (8.9年/35.6坪) |
下山口駅 | 68.7万/坪 (26.8年/107坪) | 65.2万/坪 (25.6年/32.2坪) | 65.2万/坪 (25.8年/48.1坪) |
西武球場前駅 | 112万/坪 (1.0年/30.3坪) | 71.7万/坪 (19.0年/63.5坪) | 89.8万/坪 (11.5年/31.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西武球場前駅 111.6 万/坪(昨年同期比 +55.6 %)
西武球場前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +55.6%( +39.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.0年(昨年 19.0年から -94.7 %減)。平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 63.5 坪から -52.4 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 33.8 坪から -28.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 19.0 年 → 2023年 1.0 年、-94.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.7 分 → 2023年 11.0 分、-19.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 100.0 %)
下山口駅 68.7 万/坪(昨年同期比 +5.3 %)
下山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.7万円/坪(20.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +5.3%( +3.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -53.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 25.6年から +4.9 %増)。平均土地面積は 106.6 坪 (昨年 32.2 坪から +230.9 %増)。平均建物面積は 79.6 坪 (昨年 26.6 坪から +198.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.7 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 46.2 % → 2023年 80.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示