【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の東武越生線 (坂戸駅～越生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.6万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +28.3％( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 40 件(１年前(2022年)に比べて +8.1％( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 31.1年から -21.5 ％減)。平均土地面積は 69.8 坪 (昨年 54.7 坪から +27.5 ％増)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 29.5 坪から +42.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東毛呂駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東毛呂駅で昨年に比べ +49.0 ％、坪単価は 41.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(東毛呂駅)は +49.0 ％(坪単価 +13.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(川角駅)は -71.5 ％(坪単価 -19.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 31.1 年 → 2023年 24.4 年、-21.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.6 ％ → 2023年 28.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.1 ％ → 2023年 30.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.1 ％ → 2023年 7.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった坂戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +1.3％( +1.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2022年)に比べて +80.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川角駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -71.5％( -19.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武越生線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 坂戸駅 | 74.3万/坪 (18.7年/81.7坪) | 73.3万/坪 (18.5年/41.6坪) | 60.5万/坪 (17.5年/63.2坪) |
| 一本松駅 | 70.0万/坪 (14.2年/52.8坪) | 59.9万/坪 (19.8年/54.1坪) | 60.2万/坪 (11.7年/50.9坪) |
| 西大家駅 | - | 22.0万/坪 (57.0年/575坪) | - |
| 川角駅 | 7.8万/坪 (46.5年/40.1坪) | 27.4万/坪 (42.2年/42.6坪) | 55.5万/坪 (30.0年/219坪) |
| 武州長瀬駅 | 28.6万/坪 (43.7年/51.2坪) | 25.1万/坪 (40.9年/27.9坪) | 20.2万/坪 (42.4年/31.8坪) |
| 東毛呂駅 | 41.3万/坪 (36.0年/42.4坪) | 27.7万/坪 (39.5年/48.4坪) | 39.7万/坪 (27.5年/54.5坪) |
| 武州唐沢駅 | 19.7万/坪 (26.0年/115坪) | - | - |
| 越生駅 | - | 31.6万/坪 (29.4年/34.8坪) | 29.7万/坪 (37.8年/48.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東毛呂駅 41.3 万/坪(昨年同期比 +49.0 ％)
東毛呂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +49.0％( +13.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 39.5年から -8.9 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 48.4 坪から -12.5 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 25.7 坪から +41.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
川角駅 7.8 万/坪(昨年同期比 -71.5 ％)
川角駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -71.5％( -19.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.5年(昨年 42.2年から +10.3 ％増)。平均土地面積は 40.1 坪 (昨年 42.6 坪から -5.8 ％減)。平均建物面積は 26.5 坪 (昨年 26.1 坪から +1.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 42.2 年 → 2023年 46.5 年、+10.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 57.1 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示