【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR常磐線快速 (松戸駅~天王台駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +42.1%( +42.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 68 件(1年前(2023年)に比べて -40.9%( -47件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.5年(昨年 16.8年から +22.2 %増)。平均土地面積は 52.8 坪 (昨年 52.2 坪から +1.1 %増)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 41.5 坪から -20.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。柏駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは我孫子駅で昨年に比べ -38.5 %、坪単価は 63.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(松戸駅)は +130.5 %(坪単価 +147.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(我孫子駅)は -38.5 %(坪単価 -39.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.9 % → 2024年 7.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.8 年 → 2024年 20.5 年、+22.2 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.9 % → 2024年 31.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.4 % → 2024年 22.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 261万円/坪(78.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +130.5%( +147.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて +37.5%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった我孫子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -38.5%( -39.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR常磐線快速 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松戸駅 | 261万/坪 (16.6年/47.8坪) | 113万/坪 (11.3年/79.4坪) | 105万/坪 (22.2年/56.3坪) |
柏駅 | 94.1万/坪 (21.3年/57.6坪) | 95.6万/坪 (22.6年/49.4坪) | 103万/坪 (18.3年/54.2坪) |
我孫子駅 | 63.1万/坪 (32.9年/66.7坪) | 103万/坪 (11.7年/46.6坪) | 78.2万/坪 (21.8年/62.1坪) |
天王台駅 | 78.2万/坪 (17.1年/41.9坪) | 98.9万/坪 (13.5年/45.2坪) | 74.7万/坪 (23.0年/56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松戸駅 260.5 万/坪(昨年同期比 +130.5 %)
松戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 261万円/坪(78.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +130.5%( +147.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて +37.5%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 11.3年から +46.2 %増)。平均土地面積は 47.8 坪 (昨年 79.4 坪から -39.8 %減)。平均建物面積は 29.0 坪 (昨年 55.6 坪から -47.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 40.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 9.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.3 年 → 2024年 16.6 年、+46.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.9 分 → 2024年 20.6 分、+21.9 %と大きく増加)
我孫子駅 63.1 万/坪(昨年同期比 -38.5 %)
我孫子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.1万円/坪(19.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -38.5%( -39.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2023年)に比べて -68.8%( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 11.7年から +180.9 %増)。平均土地面積は 66.7 坪 (昨年 46.6 坪から +43.1 %増)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 33.8 坪から +15.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.7 年 → 2024年 32.9 年、+180.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.4 % → 2024年 33.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.6 % → 2024年 33.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示