【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR室蘭支線 (東室蘭駅~室蘭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.3万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +25.9%( +7.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2023年)に比べて -47.9%( -35件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 35.6年から -6.0 %減)。平均土地面積は 79.8 坪 (昨年 100.5 坪から -20.6 %減)。平均建物面積は 51.3 坪 (昨年 58.2 坪から -11.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東室蘭駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは母恋駅で昨年に比べ +127.7 %、坪単価は 17.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(母恋駅)は +127.7 %(坪単価 +10.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御崎駅)は -81.9 %(坪単価 -10.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.0 % → 2024年 10.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 % → 2024年 5.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.8 % → 2024年 5.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +8.8%( +3.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -25.6%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -81.9%( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR室蘭支線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東室蘭駅 | 40.2万/坪 (31.1年/81.8坪) | 37.0万/坪 (31.0年/111坪) | 28.3万/坪 (36.4年/77.3坪) |
輪西駅 | - | 17.2万/坪 (38.7年/48.8坪) | 15.8万/坪 (41.9年/81.9坪) |
御崎駅 | 2.3万/坪 (58.0年/60.5坪) | 12.8万/坪 (26.3年/84.7坪) | 24.2万/坪 (21.7年/236坪) |
母恋駅 | 17.9万/坪 (41.2年/69.1坪) | 7.9万/坪 (43.8年/74.1坪) | 8.2万/坪 (43.7年/99.3坪) |
室蘭駅 | 13.5万/坪 (37.3年/78.7坪) | 19.5万/坪 (40.7年/103坪) | 18.9万/坪 (40.1年/71.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
母恋駅 17.9 万/坪(昨年同期比 +127.7 %)
母恋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.9万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +127.7%( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.2年(昨年 43.8年から -5.8 %減)。平均土地面積は 69.1 坪 (昨年 74.1 坪から -6.8 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 51.2 坪から -23.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.3 分 → 2024年 18.7 分、+64.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 62.5 % → 2024年 66.7 %)
御崎駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -81.9 %)
御崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -81.9%( -10.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 58.0年(昨年 26.3年から +121.0 %増)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 84.7 坪から -28.6 %減)。平均建物面積は 12.1 坪 (昨年 48.4 坪から -75.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.3 年 → 2024年 58.0 年、+121.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 16.0 分、+300.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示