【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR室蘭支線 (東室蘭駅~室蘭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -38.7%( -13.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.0年(昨年 25.1年から +43.3 %増)。平均土地面積は 111.4 坪 (昨年 110.1 坪から +1.1 %増)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 65.9 坪から -18.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。室蘭駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは室蘭駅で昨年に比べ +95.1 %、坪単価は 18.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(室蘭駅)は +95.1 %(坪単価 +9.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(母恋駅)は -99.0 %(坪単価 -26.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.7 分 → 2022年 18.6 分、-21.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 25.1 年 → 2022年 36.0 年、+43.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 29.4 % → 2022年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 35.3 % → 2022年 37.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.9万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -40.3%( -18.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -36.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった母恋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.26万円/坪(0.08万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -99.0%( -26.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR室蘭支線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東室蘭駅 | 26.9万/坪 (36.2年/67.0坪) | 45.1万/坪 (19.7年/132坪) | 49.1万/坪 (21.3年/62.5坪) |
輪西駅 | - | 11.5万/坪 (44.0年/27.2坪) | - |
御崎駅 | 33.1万/坪 (10.0年/514坪) | - | - |
母恋駅 | 0.26万/坪 (52.0年/63.5坪) | 26.7万/坪 (26.4年/81.7坪) | - |
室蘭駅 | 18.8万/坪 (37.2年/106坪) | 9.6万/坪 (44.0年/42.4坪) | 5.1万/坪 (44.5年/89.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
室蘭駅 18.8 万/坪(昨年同期比 +95.1 %)
室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +95.1%( +9.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.2年(昨年 44.0年から -15.6 %減)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 42.4 坪から +150.0 %増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 34.0 坪から +60.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 44.0 年 → 2022年 37.2 年、-15.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 35.5 分 → 2022年 20.7 分、-41.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)
母恋駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -99.0 %)
母恋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.26万円/坪(0.08万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -99.0%( -26.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.0年(昨年 26.4年から +97.5 %増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 81.7 坪から -22.2 %減)。平均建物面積は 57.5 坪 (昨年 34.3 坪から +67.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 26.4 年 → 2022年 52.0 年、+97.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.0 分 → 2022年 18.0 分、+28.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示