【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR室蘭支線 (東室蘭駅~室蘭駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +51.6%( +12.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 76 件(1年前(2019年)に比べて +52.0%( +26件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 31.6年から -5.5 %減)。平均土地面積は 84.6 坪 (昨年 103.5 坪から -18.2 %減)。平均建物面積は 49.9 坪 (昨年 65.7 坪から -24.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東室蘭駅、御崎駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東室蘭駅で昨年に比べ +87.0 %、坪単価は 50.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(東室蘭駅)は +87.0 %(坪単価 +23.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(輪西駅)は -79.1 %(坪単価 -23.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 4.5 % → 2020年 14.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.9 % → 2020年 35.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 17.7 分 → 2020年 21.3 分、+20.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.0 % → 2020年 7.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +87.0%( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(1年前(2019年)に比べて +67.9%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +50.8%( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR室蘭支線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
東室蘭駅 | 50.2万/坪 (22.7年/77.9坪) | 26.8万/坪 (30.4年/121坪) | 22.0万/坪 (33.6年/67.6坪) |
輪西駅 | 6.3万/坪 (51.6年/135坪) | 30.0万/坪 (33.1年/99.3坪) | 34.5万/坪 (24.1年/45.4坪) |
御崎駅 | 3.2万/坪 (31.5年/57.5坪) | 2.1万/坪 (39.5年/54.5坪) | 39.2万/坪 (20.5年/96.8坪) |
母恋駅 | 22.1万/坪 (34.5年/75.9坪) | 45.2万/坪 (19.1年/81.7坪) | 9.4万/坪 (45.5年/66.6坪) |
室蘭駅 | 13.7万/坪 (43.8年/97.0坪) | 16.4万/坪 (34.4年/78.3坪) | 14.0万/坪 (37.0年/112坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東室蘭駅 50.2 万/坪(昨年同期比 +87.0 %)
東室蘭駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +87.0%( +23.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(1年前(2019年)に比べて +67.9%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.7年(昨年 30.4年から -25.3 %減)。平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 121.3 坪から -35.8 %減)。平均建物面積は 56.0 坪 (昨年 87.3 坪から -35.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 30.4 年 → 2020年 22.7 年、-25.3 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 39.1 % → 2020年 20.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 34.8 % → 2020年 34.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 15.2 分 → 2020年 20.4 分、+33.5 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 4.3 %)
輪西駅 6.3 万/坪(昨年同期比 -79.1 %)
輪西駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -79.1%( -23.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.6年(昨年 33.1年から +56.0 %増)。平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 99.3 坪から +35.5 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 52.4 坪から -32.7 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 33.1 年 → 2020年 51.6 年、+56.0 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.8 分 → 2020年 11.3 分、+46.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示